KZ-R7T-06地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

図中のAのような農業がみられるアメリカ合衆国やカナダの穀物生産に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R7T-06の問題図版
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正解: 3

正解

プレーリーやグレートプレーンズでは、大型機械を用いた大規模経営により輸出向けの小麦などを生産する企業的穀物農業が行われている

この問題のポイント

企業的穀物農業の性格(大規模・機械化・輸出指向)と、北アメリカの農業地域の知識を問う。

解説

企業的穀物農業は、広大な耕地で大型機械を駆使し、販売・輸出を目的に穀物を大量生産する農業である。新大陸の温帯草原、すなわち北アメリカのプレーリーからグレートプレーンズ、アルゼンチンのパンパ、オーストラリア南東部などで発達した。
プレーリーは肥沃な黒色土に恵まれた半湿潤の草原で、小麦やトウモロコシの大産地となっている。カナダ中南部からアメリカ中部にかけては小麦地帯が広がり、気候に応じて春小麦・冬小麦が栽培される。
経営規模は1戸当たり数百ヘクタールにおよび、少人数で耕作するため労働生産性が極めて高い。生産された穀物は穀物メジャーと呼ばれる巨大商社を通じて世界へ輸出され、アメリカ合衆国は世界有数の穀物輸出国として「世界のパンかご」とも呼ばれる。
こうした輸出指向の大規模農業は適地適作を徹底しており、日本の小規模集約的な農業とは対照的である。

ひっかけポイント
企業的農業を「労働集約的」とする逆の説明が定番の誤り。プレーリー=温帯草原という気候・植生の対応も確認しておく。

選択肢の確認

①「アメリカ合衆国の穀物は国内消費が目的であり、輸出はほとんど行われていない」
誤り。
誤答理由: アメリカ合衆国は世界有数の穀物輸出国であり、穀物メジャーを通じて大量に輸出している。国内消費のみという記述は誤り。

②「プレーリーは年中高温多雨の熱帯雨林気候の地域である」
誤り。
誤答理由: プレーリーは北アメリカの温帯草原であり、熱帯雨林気候ではない。肥沃な黒色土の分布地域である。

③「プレーリーやグレートプレーンズでは、大型機械を用いた大規模経営により輸出向けの小麦などを生産する企業的穀物農業が行われている」
正しい。
正解。プレーリーやグレートプレーンズでは大型機械による大規模経営で輸出向けの小麦などを生産する企業的穀物農業が発達している。

④「企業的穀物農業とは、狭い耕地に多くの労働力を投入して収量を高める農業である」
誤り。
誤答理由: 狭い耕地に多くの労働力を投入するのはアジアの集約的稲作の説明である。企業的穀物農業は少人数・大面積の粗放的経営である。

覚えるポイント

  • 企業的穀物農業=大規模・機械化・輸出指向
  • プレーリー・グレートプレーンズは北米の小麦・トウモロコシ地帯
  • アメリカは世界有数の穀物輸出国

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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