TK8-034地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

カナダについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

ケベック州ではフランス語系住民が多数を占め、英語とフランス語を公用語とする多文化主義をとっている

この問題のポイント

カナダの言語・民族政策を問う。ケベック州=フランス語系、二言語主義と多文化主義という国のかたちが判断の軸。

解説

カナダは、イギリス系とフランス語系の住民が築いた国で、英語とフランス語の2つを連邦の公用語とする。
フランス語系住民は、フランス植民地の歴史を持つケベック州(中心都市モントリオール)に集中し、州人口の多数を占める。ケベック州では分離独立を問う州民投票が過去に2度行われ、いずれも僅差で否決された経緯がある。
カナダはまた、世界に先駆けて多文化主義を国の政策として採用し、移民や先住民(イヌイットなど)の文化の共存を図ってきた。北部には先住民の自治を認めたヌナブト準州が設けられている。
自然・経済の面では、国土の大部分が亜寒帯・寒帯で、人口の大部分は温和なアメリカとの国境沿いの南部に集中する。森林資源(パルプ・製材)、オイルサンド(アルバータ州)を含む石油、ウラン・ニッケルなどの鉱産資源が豊富な資源大国で、貿易はUSMCAの下でアメリカへの依存度が高い。

ひっかけポイント
公用語は英語のみではなく英仏2言語。人口は北極海沿岸ではなく南部の国境沿いに集中する点も基本事項である。

選択肢の確認

①「カナダには森林や鉱産資源がほとんど存在しない」
誤り。
誤答理由: カナダは森林・石油(オイルサンド)・ウランなどを持つ世界有数の資源大国である。

②「ケベック州ではフランス語系住民が多数を占め、英語とフランス語を公用語とする多文化主義をとっている」
正しい。
正解。ケベック州はフランス語系住民が多数を占め、カナダは英仏2公用語と多文化主義を国の政策としている。

③「カナダの公用語は英語のみである」
誤り。
誤答理由: カナダの連邦公用語は英語とフランス語の2つで、英語のみという説明は誤り。

④「カナダは人口の大部分が北極海沿岸に居住している」
誤り。
誤答理由: カナダの人口は温和な南部のアメリカ国境沿いに集中し、北極海沿岸は人口希薄である。

覚えるポイント

  • ケベック州=フランス語系多数、分離独立運動の歴史
  • 英仏2公用語と多文化主義が国の基本政策
  • 資源大国で人口は南部国境沿いに集中、USMCAで対米依存

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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