TK8-015地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

ヨーロッパの言語と宗教の分布の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

北西部はゲルマン系言語とプロテスタント、南部はラテン系言語とカトリック、東部はスラブ系言語と正教会が多い

この問題のポイント

ヨーロッパの言語・宗教の三区分を問う。ゲルマン=北西、ラテン=南、スラブ=東という大きな対応関係が判断の軸。

解説

ヨーロッパの言語は大部分がインド・ヨーロッパ語族に属し、大きく3つの語派に分かれる。この分布は宗派の分布とおおむね重なる。
ゲルマン語派(英語・ドイツ語・オランダ語・北欧諸語)は北西ヨーロッパに分布し、宗教改革の影響でプロテスタントが優勢な国が多い。ラテン語派(ロマンス諸語)(フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・ルーマニア語)は南ヨーロッパに分布し、カトリックが優勢である。スラブ語派(ロシア語・ポーランド語・チェコ語・セルビア語など)は東ヨーロッパに分布し、正教会の国が多い。
ただし例外も重要で、ポーランドやチェコはスラブ系だがカトリック、ラテン系のルーマニアは正教会である。また、フィンランド語・ハンガリー語・エストニア語はウラル語族で語族から異なり、スペインのバスク語は系統不明の孤立した言語である。ベルギーの言語対立(北部オランダ語・南部フランス語)や、スイスの4言語併用も頻出の事例である。

ひっかけポイント
大枠の三区分に加え、例外(ポーランド=スラブ系カトリック、ハンガリー・フィンランド=ウラル語族)を突く出題が多い。

選択肢の確認

①「南ヨーロッパはゲルマン系言語とプロテスタントが中心である」
誤り。
誤答理由: 南ヨーロッパはラテン系言語とカトリックが中心。ゲルマン系・プロテスタントは北西部の特徴である。

②「スラブ系言語はイベリア半島を中心に分布している」
誤り。
誤答理由: イベリア半島はラテン系(スペイン語・ポルトガル語)の地域。スラブ系は東ヨーロッパに分布する。

③「北西部はゲルマン系言語とプロテスタント、南部はラテン系言語とカトリック、東部はスラブ系言語と正教会が多い」
正しい。
正解。ゲルマン系=北西部・プロテスタント、ラテン系=南部・カトリック、スラブ系=東部・正教会という対応が基本である。

④「ヨーロッパ全域で単一の言語と宗教が信仰されている」
誤り。
誤答理由: ヨーロッパには多数の言語と複数の宗派が分布しており、単一の言語・宗教という説明は誤り。

覚えるポイント

  • ゲルマン=北西・プロテスタント、ラテン=南・カトリック、スラブ=東・正教会
  • ポーランド・チェコはスラブ系だがカトリック
  • ハンガリー・フィンランドはウラル語族の例外

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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