TK8-016|地理総合・地理探究 対策問題
ロシアのシベリアに広がる植生と土壌の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
タイガと呼ばれる針葉樹林が広がり、土壌はやせたポドゾルが分布する
この問題のポイント
亜寒帯の植生・土壌の組み合わせを問う。タイガ+ポドゾルというセットと、他の気候帯との組み合わせの区別が判断軸。
解説
シベリアの大部分は亜寒帯(冷帯)気候(Df・Dw)に属し、タイガと呼ばれる広大な針葉樹林が広がる。モミ・カラマツなどの針葉樹がほぼ単一の樹種で広がる純林で、世界最大の森林地帯を形成し、林業・パルプ産業の資源となっている。
タイガの下に発達する土壌がポドゾルである。低温のため有機物の分解が遅く、強い酸性で灰白色のやせた土壌であり、農業にはあまり適さない。
また、シベリアの広い範囲の地下には、一年中凍結した永久凍土が分布する。近年は地球温暖化により永久凍土の融解が進み、建物の傾きや温室効果ガスであるメタンの放出が問題となっている。凍土の融解を防ぐため、建物を高床式にする工夫もみられる。
「気候帯・植生・土壌」のセット(熱帯雨林=ラトソル、ステップ=チェルノーゼム、タイガ=ポドゾル)は系統地理・地誌の双方で問われる基本知識である。
ひっかけポイント
草原+黒色土はウクライナ〜南ロシアのステップ(チェルノーゼム)の説明。タイガ=針葉樹+ポドゾルの組み合わせを崩さないこと。
選択肢の確認
①「サボテンなどの乾燥植生が広がり、砂漠土が分布する」
❌ 誤り。
誤答理由: 乾燥植生と砂漠土は乾燥帯の組み合わせで、森林の広がる亜寒帯のシベリアの説明ではない。
②「タイガと呼ばれる針葉樹林が広がり、土壌はやせたポドゾルが分布する」
✅ 正しい。
正解。シベリアには針葉樹林のタイガが広がり、その下には低温で分解が進まないやせた酸性土壌ポドゾルが分布する。
③「常緑広葉樹の熱帯雨林が広がり、肥沃なテラローシャが分布する」
❌ 誤り。
誤答理由: 熱帯雨林とテラローシャ(ブラジル高原のコーヒー土壌)は熱帯・亜熱帯の組み合わせで、亜寒帯のシベリアとは無関係。
④「樹木のない草原が広がり、肥沃な黒色土が分布する」
❌ 誤り。
誤答理由: 草原と肥沃な黒色土(チェルノーゼム)はウクライナ〜南ロシアのステップ地帯の説明である。
覚えるポイント
- シベリア=タイガ(針葉樹林)+ポドゾル(やせた酸性土)
- 地下には永久凍土、温暖化で融解が問題化
- 建物は高床式で凍土融解を防ぐ工夫
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。