TK8-017|地理総合・地理探究 対策問題
シベリア東部の気候についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
冬に極端に冷え込む大陸性の気候で、北半球で最も低い気温が観測される寒極がある
この問題のポイント
シベリア東部の大陸性気候の特徴を問う。冬の異常な低温と年較差の大きさ、寒極(オイミャコンなど)の存在が判断軸。
解説
シベリア東部は、海洋から遠く離れた大陸性気候の極致である。冬は放射冷却とシベリア高気圧の発達により極端に冷え込み、オイミャコンやベルホヤンスクでは氷点下60度以下が観測された。北半球の寒極(最も低温の地点)と呼ばれるゆえんである。
一方、夏は日照時間が長く気温が20度前後まで上がるため、気温の年較差は世界最大級となる。冬に乾燥し夏に降水がやや多い亜寒帯冬季少雨気候(Dw)が東部に分布し、イルクーツクなどが代表都市である。西部は年中降水のあるDfで、DwとDfの分布の違いも問われる。
住民の生活には低温への適応がみられる。永久凍土の上に建物を建てるための高床式建築、毛皮の衣服などである。近年は温暖化の影響が高緯度ほど強く現れ、凍土融解・森林火災が深刻化している。
「大陸東岸の高緯度=年較差極大」という大陸性気候の原理を、寒極という具体例で理解しておきたい。
ひっかけポイント
「年較差が小さい」のは海洋性気候の特徴で正反対。寒極は南極ではなく北半球ではシベリア東部にある点も確認。
選択肢の確認
①「冬に極端に冷え込む大陸性の気候で、北半球で最も低い気温が観測される寒極がある」
✅ 正しい。
正解。シベリア東部は大陸性気候の極致で、オイミャコンなどは北半球の寒極と呼ばれ氷点下60度以下も観測された。
②「一年を通じて温暖湿潤で、気温の年較差が小さい」
❌ 誤り。
誤答理由: 年較差が小さい温暖湿潤な気候は海洋の影響が強い地域の特徴で、内陸のシベリア東部とは正反対である。
③「夏の降水量が極めて多く、世界最多雨地域となっている」
❌ 誤り。
誤答理由: 世界最多雨はインドのアッサム地方などの記録。シベリアの降水量はむしろ少ない。
④「赤道に近いため一年中高温である」
❌ 誤り。
誤答理由: シベリアは北緯50度以上の高緯度に位置し、赤道に近いという説明は事実に反する。
覚えるポイント
- シベリア東部=大陸性で年較差世界最大級
- オイミャコン・ベルホヤンスク=北半球の寒極
- 東部はDw(イルクーツク)、西部はDf
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。