TK7-037地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

南アジアの気候について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

夏の南西モンスーンがもたらす雨で6〜9月が雨季となり、アッサム地方など山地の風上側は世界有数の多雨地帯となっている

この問題のポイント

南西モンスーンによる夏の雨季と、山地の風上側で降水が極大になる地形性降雨を問う。

解説

南アジアの気候を支配するのは季節風(モンスーン)である。夏(6〜9月)にはインド洋から大陸へ湿った南西モンスーンが吹き込み、雨季となる。は大陸から乾いた北東の風が吹き出すため乾季となる。農業の暦も社会生活も、この雨季の降水に大きく依存している。
湿った風が山地にぶつかる風上側では降水が極端に多くなる。ヒマラヤ山麓のアッサム地方(チェラプンジ付近)は年降水量が1万mmを超えることもある世界有数の多雨地帯で、の栽培と結び付く。インド半島西岸の西ガーツ山脈の風上側も多雨である。
一方、北西部のインダス川流域はモンスーンの雨がほとんど届かず、タール砂漠が広がる乾燥地域となる。同じ南アジアでも降水量の地域差が極めて大きい点が特徴である。

ひっかけポイント
雨季は夏(南西モンスーン)であり、冬とする記述は誤り。アッサムは「最多雨」地域で、乾燥地域は北西部のインダス川流域という位置の対比を押さえる。

選択肢の確認

①「南アジアの雨季は冬であり、夏はまったく雨が降らない」
誤り。
誤答理由: 雨季は夏である。冬は大陸から乾いた風が吹き出す乾季であり、季節が逆である。

②「アッサム地方は南アジアで最も乾燥した地域である」
誤り。
誤答理由: アッサム地方は世界有数の多雨地帯であり、乾燥地域はタール砂漠のある北西部である。位置の取り違えである。

③「南アジアには季節風は吹かず、降水量の季節変化はみられない」
誤り。
誤答理由: 南アジアはモンスーンアジアの典型であり、季節風による明瞭な雨季・乾季の交代がこの地域の気候の核心である。

④「夏の南西モンスーンがもたらす雨で6〜9月が雨季となり、アッサム地方など山地の風上側は世界有数の多雨地帯となっている」
正しい。
正解。夏の南西モンスーンで6〜9月が雨季となり、風上のアッサム地方は年降水量1万mmを超えることもある世界的多雨地帯である。

覚えるポイント

  • 夏の南西モンスーンで6〜9月が雨季
  • アッサム地方は世界有数の多雨地帯で茶の産地
  • 北西部のインダス川流域は乾燥しタール砂漠が広がる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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