TK7-038地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

インドの農業の地域的な分布について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

降水の多いガンジス川中下流では稲、少ないパンジャブ地方では小麦、デカン高原ではレグールを生かした綿花の栽培が盛んである

この問題のポイント

降水量と土壌に対応したインドの作物分布(稲・小麦・綿花・茶・ジュート)を問う。

解説

インドの農業分布は、年降水量約1000mmの線と土壌を手がかりに整理できる。
降水の多い(約1000mm以上)ガンジス川中下流や沿岸部では稲作が中心となる。ガンジスデルタでは、袋などの原料になる繊維作物ジュートの栽培も盛んである。
降水の少ない北西部のパンジャブ地方からガンジス川上流では、灌漑を利用した小麦の栽培が中心で、緑の革命の舞台となった穀倉地帯である。
デカン高原では、玄武岩由来の黒色土レグールが保水性に優れることから綿花の栽培が盛んで、ムンバイの綿工業の基盤となった。多雨のアッサム地方ダージリンの丘陵ではのプランテーションが発達し、インドは茶の生産で世界最上位級である。
「稲=多雨、小麦=少雨、綿花=レグール、茶=多雨の丘陵」という対応が判別の軸である。

ひっかけポイント
稲と小麦の産地の入れ替えが定番。パンジャブは「少雨で小麦」、ガンジス中下流・デルタは「多雨で稲・ジュート」、綿花は土壌(レグール)で決まる。

選択肢の確認

①「デカン高原は氷雪気候に属するため、農業はまったく行われていない」
誤り。
誤答理由: デカン高原は熱帯〜温帯の台地であり氷雪気候ではない。綿花栽培の盛んな農業地域である。

②「綿花の栽培は、インドで最も降水量の多いアッサム地方に集中している」
誤り。
誤答理由: アッサム地方は多雨で茶の産地である。綿花は保水性のよいレグールが分布するデカン高原で栽培される。

③「降水の多いガンジス川中下流では稲、少ないパンジャブ地方では小麦、デカン高原ではレグールを生かした綿花の栽培が盛んである」
正しい。
正解。多雨のガンジス中下流は稲、少雨のパンジャブは小麦、デカン高原はレグールを生かした綿花という分布が基本である。

④「パンジャブ地方では稲、ガンジスデルタでは小麦の栽培が中心である」
誤り。
誤答理由: 稲と小麦が逆である。パンジャブは降水が少なく灌漑小麦地帯、ガンジスデルタは多雨で稲とジュートの産地である。

覚えるポイント

  • ガンジス中下流は稲、デルタはジュートも栽培
  • パンジャブ地方は灌漑による小麦地帯
  • デカン高原はレグールを生かした綿花、アッサムは茶

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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