TK7-020地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

東アジアの気候に大きな影響を与える季節風(モンスーン)の仕組みについて述べた文として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

夏は海洋から大陸へ湿った風が吹き込んで多雨となり、冬は大陸から海洋へ乾いた風が吹き出すため乾燥する

この問題のポイント

季節風の成因(海陸の比熱差)と、夏と冬の風向・降水の対応を理解しているかを問う。

解説

季節風(モンスーン)は、季節によって風向がほぼ反対になる風で、大陸と海洋の温まり方・冷え方の違い(比熱の差)によって生じる。
は、大陸が海洋より強く熱せられて上昇気流が生じ低圧部となるため、海洋から大陸へ風が吹き込む。この風は海上で水蒸気を含むため、東アジアの太平洋側や南アジアに
多量の雨
をもたらす。
は逆に、大陸が強く冷えて高圧部(シベリア高気圧)となり、大陸から海洋へ乾いた冷たい風が吹き出す。このため東アジアの大陸側は冬に乾燥し、寒さが厳しくなる。
ユーラシア大陸東岸の日本・中国・韓国が「夏に雨が多く冬に乾燥する」温暖湿潤気候(Cfa)や温暖冬季少雨気候(Cwa)を示すのは、この季節風の影響である。日本の日本海側だけは、冬の季節風が日本海で水分を得て豪雪をもたらす例外となる。

ひっかけポイント
夏と冬の風向の入れ替えが定番。「夏は海から陸へ(湿潤)、冬は陸から海へ(乾燥)」の対応を、海陸の比熱差という成因から導けるようにする。

選択肢の確認

①「夏は大陸から海洋へ乾いた風が吹き、冬は海洋から大陸へ湿った風が吹き込む」
誤り。
誤答理由: 風向が逆である。夏は大陸側が低圧となって海から風が吹き込み、冬は大陸の高気圧から風が吹き出す。

②「季節風は一年を通じて同じ方向から吹き続ける風である」
誤り。
誤答理由: 季節風は季節によって風向がほぼ反対になる風であり、年中同じ方向から吹くのは偏西風などの恒常風である。

③「季節風は海洋と大陸の温まりやすさの違いとは無関係で、地球の自転のみによって生じる」
誤り。
誤答理由: 季節風の成因はまさに海洋と大陸の比熱の差であり、無関係という記述は成因の説明として誤りである。

④「夏は海洋から大陸へ湿った風が吹き込んで多雨となり、冬は大陸から海洋へ乾いた風が吹き出すため乾燥する」
正しい。
正解。季節風は海陸の温まり方の差で生じ、夏は海洋から大陸へ湿った風が、冬は大陸から海洋へ乾いた風が吹く。

覚えるポイント

  • 季節風は海陸の温まり方の差で生じ、季節で風向が逆転する
  • 夏は海洋から大陸へ湿った風、冬は大陸から海洋へ乾いた風
  • 東アジアの夏多雨・冬乾燥の気候はこの仕組みで説明できる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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