TK7-036|地理総合・地理探究 対策問題
南アジアの地形について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
北部にヒマラヤ山脈がそびえ、中央にヒンドスタン平原が広がり、南部のデカン高原は安定陸塊に属している
この問題のポイント
南アジアの三つの地形帯(北の変動帯・中央の平原・南の安定陸塊)の配列を問う。
解説
南アジアの地形は、北から三つの帯に整理できる。
北部のヒマラヤ山脈は、インド亜大陸をのせたプレートがユーラシアプレートに衝突して隆起した変動帯で、エベレストなど8000m級の高峰が連なり、現在も隆起と地震が続く。
その南のヒンドスタン平原は、ガンジス川やインダス川が山地から運んだ土砂が堆積した広大な沖積平野で、肥沃な土壌に恵まれた南アジアの穀倉地帯・人口集中地帯である。
南部のデカン高原は、ゴンドワナランドの一部だった安定陸塊の台地である。西部を中心に玄武岩の風化した黒色のレグール(黒色綿花土)が分布し、綿花栽培と結び付く。高原の東西の縁には東ガーツ・西ガーツ山脈が走る。
「北=新しい変動帯、南=古い安定陸塊」という対比が判別の軸である。
ひっかけポイント
デカン高原を変動帯とする記述が定番の誤り。火山・地震が活発なのは北のヒマラヤ周辺で、デカン高原は安定した台地である。
選択肢の確認
①「北部にヒマラヤ山脈がそびえ、中央にヒンドスタン平原が広がり、南部のデカン高原は安定陸塊に属している」
✅ 正しい。
正解。南アジアは北のヒマラヤ(変動帯)、中央のヒンドスタン平原(沖積平野)、南のデカン高原(安定陸塊)の三帯からなる。
②「デカン高原は新期造山帯に属し、火山噴火と地震が頻発している」
❌ 誤り。
誤答理由: デカン高原は安定陸塊の台地であり、火山噴火や地震が頻発する新期造山帯ではない。活動的なのは北のヒマラヤである。
③「ヒマラヤ山脈は南アジアの最南部に位置している」
❌ 誤り。
誤答理由: ヒマラヤ山脈は南アジアの北縁にそびえる。南部にあるのはデカン高原である。位置が逆である。
④「南アジアの全域が海抜数メートルの低平なデルタで占められている」
❌ 誤り。
誤答理由: 低平なデルタはガンジス川河口部などの一部であり、高山から高原まで多様な地形が存在する。
覚えるポイント
- 北のヒマラヤはプレート衝突による変動帯
- 中央のヒンドスタン平原は大河川の沖積平野
- 南のデカン高原は安定陸塊で、レグールが分布
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。