TK7-018|地理総合・地理探究 対策問題
台湾の産業について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
半導体の受託生産で世界的な地位を占めるなど、ICT関連産業が経済の中心となっている
この問題のポイント
台湾経済の柱である半導体受託生産(ファウンドリ)とICT産業の集積を問う。
解説
台湾は韓国などとともにアジアNIESとして輸出指向型工業化を進め、現在はICT関連産業が経済の中心となっている。
特に、他社が設計した半導体の製造を専門に請け負う受託生産(ファウンドリ)では、台湾企業が世界シェアの過半を占め、最先端の微細な半導体の生産能力は世界のハイテク産業を支えている。パソコンや電子部品の生産・設計でも世界的な企業が多い。
産業集積の核となったのが、1980年に設けられたシンチュー(新竹)科学工業園区である。理工系人材の育成やアメリカで学んだ技術者の帰国が、ハイテク化を後押しした。
半導体供給における台湾の重要性は、経済安全保障の観点から国際的な関心事となっており、台湾企業の工場を日本(熊本)やアメリカへ誘致する動きも進んでいる。
ひっかけポイント
台湾は半導体の「輸入国」ではなく世界最大の受託生産地である。繊維などの軽工業段階にとどまるという記述は数十年前の姿で誤り。
選択肢の確認
①「半導体の受託生産で世界的な地位を占めるなど、ICT関連産業が経済の中心となっている」
✅ 正しい。
正解。台湾は半導体の受託生産(ファウンドリ)で世界シェアの過半を占め、ICT関連産業が経済の中心である。
②「台湾の主力産業は石炭の採掘業であり、工業はほとんど発達していない」
❌ 誤り。
誤答理由: 台湾の経済の柱は石炭ではなくICT産業である。石炭採掘が主力という記述は事実に反する。
③「台湾は半導体をすべて輸入に依存しており、生産はまったく行っていない」
❌ 誤り。
誤答理由: 台湾は半導体の輸入国ではなく、世界最大の受託生産地として輸出する側である。
④「台湾の工業は繊維工業の段階にとどまり、ハイテク産業は育っていない」
❌ 誤り。
誤答理由: 台湾は繊維など軽工業の段階をはるかに超え、最先端の半導体を生産するハイテク経済に移行している。
覚えるポイント
- 台湾は半導体受託生産(ファウンドリ)で世界シェアの過半
- シンチュー科学工業園区がハイテク集積の核
- アジアNIESとして輸出指向型工業化で成長した
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。