TK7-017地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

韓国の人口分布と都市について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

首都ソウルを中心とする首都圏に総人口の約半分が集中しており、一極集中の是正が課題となっている

この問題のポイント

ソウル首都圏への極端な人口集中(総人口の約半分)という韓国の国土構造を問う。

解説

韓国の総人口約5200万のうち、首都ソウルとその周辺のインチョン・キョンギ道を合わせた首都圏に約半分が集中している。これは日本の東京圏(約3割)を上回る極端な一極集中であり、韓国の国土構造の最大の特徴である。
ソウルには政治・経済・文化・教育の中枢機能が集積し、大学や大企業本社への志向が人口流入を加速させてきた。その結果、地価高騰や交通渋滞、地方の過疎化が深刻になった。
政府は是正策として、行政機能の一部を中部のセジョン特別自治市へ移転するなどの分散政策を進めてきたが、集中の傾向は続いている。第二の都市は南東部の港湾都市プサンで、周辺には重化学工業地域が広がる。
首位都市(プライメートシティ)への過度な集中という途上国的な都市問題を、先進工業国となった韓国も抱えている点が出題の焦点となる。

ひっかけポイント
首都圏集中の度合いは「約半分」で、東京圏よりも高い。最大都市はプサンではなくソウルであり、転入が法律で禁止されているわけでもない。

選択肢の確認

①「一極集中を防ぐため、ソウルへの転入は法律で全面的に禁止されている」
誤り。
誤答理由: ソウルへの転入を全面禁止する法律はない。セジョンへの行政機能移転などの分散政策がとられている。

②「首都ソウルを中心とする首都圏に総人口の約半分が集中しており、一極集中の是正が課題となっている」
正しい。
正解。韓国はソウルを中心とする首都圏に総人口の約半分が集中しており、極端な一極集中が国土の課題となっている。

③「韓国の人口は国土全体にほぼ均等に分布している」
誤り。
誤答理由: 韓国の人口は首都圏に極端に偏っており、均等分布という記述は実態と正反対である。

④「韓国最大の人口集積地は南東部のプサンであり、ソウルの人口はごく少ない」
誤り。
誤答理由: 最大都市はソウルであり、プサンは第二の都市である。人口規模の順序が逆である。

覚えるポイント

  • ソウル首都圏に総人口の約半分が集中
  • 行政機能の一部をセジョンへ移転して分散を図る
  • 第二の都市は港湾・工業都市のプサン

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK7-016TK7-018