TK6-029|地理総合・地理探究 対策問題
世界の人口分布についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
世界人口の約6割はアジアに集中しており、季節風の影響を受ける稲作地帯などで人口密度が特に高い
この問題のポイント
世界人口の大陸別の偏りと、人口密集地の自然的背景(モンスーンアジアの稲作)を結び付けて理解しているかを問う。
解説
世界人口は2025年時点で約82億人に達し、その分布は大きく偏っている。大陸別ではアジアが約6割を占めて最大で、インド(2023年に中国を抜き世界一)と中国の2か国だけで世界の約35%に及ぶ。
アジアで人口密度が特に高いのは、季節風(モンスーン)がもたらす豊富な降水を利用した稲作地帯である。米は単位面積当たりの収量が多く、狭い土地で多くの人口を養えるため、ガンジス川流域や中国南部、東南アジアの大河川のデルタに稠密な人口が集積した。
ほかに人口が密集するのは、産業が発達した西ヨーロッパや北アメリカ東部である。
一方、アフリカは現在約19億人で、人口増加率が最も高く、今後の人口増の中心と見込まれている。
ひっかけポイント
「約6割」の主語はアジア。増加率が最も高いのはアフリカだが、現在の人口の絶対数ではアジアが圧倒的という区別が問われる。
選択肢の確認
①「世界人口の約6割はアフリカに集中している」
❌ 誤り。
アフリカの人口は約19億人で世界の2割強である。約6割を占めるのは人口増加率ではなく絶対数で最大のアジアである。
②「人口はすべての大陸にほぼ均等に分布している」
❌ 誤り。
人口分布は大陸間・地域間で大きく偏っており、均等分布という記述は事実に反する。
③「人口密度は砂漠や極地などの乾燥・寒冷地域で最も高い」
❌ 誤り。
砂漠や極地は居住条件が厳しく人口希薄なアネクメーネであり、人口密度が最も高いという記述は正反対である。
④「世界人口の約6割はアジアに集中しており、季節風の影響を受ける稲作地帯などで人口密度が特に高い」
✅ 正しい。
正解。世界人口の約6割はアジアが占め、モンスーンの降水を生かした稲作地帯は人口扶養力が大きく人口稠密である。
覚えるポイント
- 世界人口約82億のうち約6割がアジアに集中
- モンスーンアジアの稲作地帯は人口扶養力が大きい
- 人口増加率が最も高いのはアフリカ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。