TK8-022|地理総合・地理探究 対策問題
ロシアの人口・都市の分布についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
人口はウラル山脈以西のヨーロッパロシアに集中し、シベリアは資源開発の拠点都市を除いて人口希薄である
この問題のポイント
ロシアの人口分布の東西の偏りを問う。ヨーロッパロシアへの集中とシベリアの希薄さという基本構造が判断軸。
解説
ロシアは世界最大の国土(約1700万平方キロメートル)を持つが、人口は約1.4億人にとどまり、分布は極端に偏っている。
人口の約4分の3は、ウラル山脈以西のヨーロッパロシアに集中する。首都モスクワ、バルト海に面したサンクトペテルブルクという二大都市をはじめ、主要都市・工業地域・肥沃な農業地帯がこの範囲にある。
一方、ウラル以東のシベリア・極東は、国土の大部分を占めるにもかかわらず人口希薄である。厳しい寒冷気候と永久凍土が居住を制約しているためで、人口はシベリア鉄道沿線と資源開発の拠点都市(ノヴォシビルスク、イルクーツク、極東のウラジオストクなど)に点在するにすぎない。
また、ロシアの人口は1990年代以降、出生率の低下などで減少傾向が続いてきた。人口が集中する地域と資源が眠る地域が離れているという国土構造は、開発とインフラ整備の課題として出題される。
ひっかけポイント
人口世界一はインド(2023年に中国を逆転)で、ロシアは減少傾向。分布は西に偏り、北極海沿岸やシベリア東部は希薄である。
選択肢の確認
①「人口はウラル山脈以西のヨーロッパロシアに集中し、シベリアは資源開発の拠点都市を除いて人口希薄である」
✅ 正しい。
正解。人口の約4分の3はウラル山脈以西のヨーロッパロシアに集中し、シベリアは資源都市を除き人口希薄である。
②「人口の大部分は北極海沿岸に集中している」
❌ 誤り。
誤答理由: 北極海沿岸は寒冷で人口は極めて少ない。人口はモスクワなど西部に集中している。
③「シベリア東部はロシアで最も人口密度が高い地域である」
❌ 誤り。
誤答理由: シベリア東部は厳しい寒さのため人口密度が最も低い地域の一つで、最高という説明は正反対である。
④「ロシアの人口は近年急増を続け、世界一となった」
❌ 誤り。
誤答理由: 人口世界一はインド(2023年に中国を逆転)。ロシアの人口は約1.4億人で減少傾向が続いてきた。
覚えるポイント
- 人口の約4分の3がウラル以西のヨーロッパロシアに集中
- シベリアは鉄道沿線と資源都市に点在するのみ
- 人口は約1.4億人で減少傾向が続いてきた
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。