KZ-R7TB-02地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験(旧地理B)

図が題材とする降水の季節変化に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R7TB-02の問題図版
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正解: 1

正解

赤道低圧帯(熱帯収束帯)は太陽の回帰に伴って南北に移動するため、その通過する地域では雨季と乾季が交互に現れる

この問題のポイント

大気大循環の気圧帯の季節移動と、サバナ気候の雨季・乾季の成因の理解を問う。

解説

地球規模の大気の流れをみると、赤道付近では強い日射で暖められた空気が上昇し、赤道低圧帯(熱帯収束帯)が形成されて多量の雨が降る。上昇した空気は緯度20〜30度付近で下降し、亜熱帯高圧帯をつくって乾燥をもたらす。
これらの気圧帯は固定されておらず、太陽の回帰(見かけの南北移動)に伴い、夏の半球側へ移動する。7月には北へ、1月には南へずれるため、赤道低圧帯の通り道にあたる地域では、低圧帯が来る季節に
雨季
、亜熱帯高圧帯に覆われる季節に乾季が生じる。
この仕組みで雨季と乾季が明瞭に交替するのが**サバナ気候(Aw)**であり、赤道をはさんで熱帯雨林気候の外側に分布する。丈の高い草原と疎林が広がり、乾季には草が枯れて茶色の景観となる。
年中低圧帯の影響下にある赤道直下は熱帯雨林気候(Af)となり、毎日スコールが降る。雨の降り方の違いは、気圧帯との位置関係で説明できる。

ひっかけポイント
気圧帯が「移動しない」とする記述は誤り。Af(年中多雨)とAw(雨季・乾季)の違いは、低圧帯の影響を年中受けるか季節的に受けるかの違いである。

選択肢の確認

①「赤道低圧帯(熱帯収束帯)は太陽の回帰に伴って南北に移動するため、その通過する地域では雨季と乾季が交互に現れる」
正しい。
正解。赤道低圧帯は太陽の回帰に伴い7月は北へ、1月は南へ移動する。低圧帯の接近が雨季、亜熱帯高圧帯の支配が乾季をもたらす。

②「赤道低圧帯は一年中同じ緯度に停滞しており、南北に移動することはない」
誤り。
誤答理由: 気圧帯は夏の半球側へ南北に移動する。停滞するなら雨季と乾季の交替は説明できない。

③「サバナ気候の地域では、一年を通じて毎日スコールが降り乾季はみられない」
誤り。
誤答理由: 毎日スコールが降るのは年中低圧帯の影響下にある熱帯雨林気候である。サバナ気候は雨季と乾季が明瞭に分かれる。

④「雨季と乾季の交替は、亜寒帯の内陸部で最も明瞭にみられる」
誤り。
誤答理由: 雨季と乾季の交替が明瞭なのは赤道低圧帯と亜熱帯高圧帯の間の熱帯であり、亜寒帯ではない。

覚えるポイント

  • 気圧帯は夏の半球側へ南北移動する
  • サバナ気候(Aw)は低圧帯接近時が雨季、高圧帯支配時が乾季
  • 赤道直下のAfは年中低圧帯の影響で毎日スコール

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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