KZ-R7TB-03地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験(旧地理B)

表は、デンマーク、ニュージーランド、ノルウェーにおけるエネルギー源別の発電量を示し、ア〜ウは水力、地熱、風力のいずれかである。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7TB-03の問題図版
解答・解説を見る

正解: 4

正解

イはノルウェーで発電量が突出して大きく、山がちで降水の多い同国が電力の大部分を賄う水力と考えられる

この問題のポイント

3か国の自然条件(地形・気候・地体構造)と再生可能エネルギーの種類を対応させて表を判読する問題。

解説

再生可能エネルギーによる発電は、その国の自然条件に強く規定されるため、発電量の構成から国を、国から凡例を判別できる。
はノルウェーで約14万ギガワット時と桁違いに大きい。ノルウェーは偏西風による降水が多く、氷河に削られた山がちな地形で落差と水量に恵まれるため、発電量の9割前後を水力が占める。よってイは水力である。
はニュージーランドのみで発電があり、デンマークとノルウェーでは0である。ニュージーランドは環太平洋造山帯に位置する火山国であり、ウは地熱と判断できる。火山のない2か国で地熱発電が0であることと整合する。
はデンマークで最も大きく、同国の火力に匹敵する。平坦な国土で偏西風を利用した風力発電を進めるデンマークの特徴であり、アは風力である。ノルウェーでもアが1万ギガワット時余りある点は、風力が各国に広がりつつあることを示す。

ひっかけポイント
「0」の欄が最大の手がかりになる。地熱は火山国にしか成立しないため、2か国で0のウが地熱と即断できる。

選択肢の確認

①「イはデンマークで発電量が最も大きい」
誤り。
誤答理由: イはデンマークでは16ギガワット時とごくわずかである。デンマークで最大なのはアである。

②「ウは3か国のいずれにおいても一定の発電量がある」
誤り。
誤答理由: ウはニュージーランドのみで発電があり、デンマークとノルウェーでは0である。火山国にしかない地熱の特徴である。

③「アはノルウェーではまったく利用されていない」
誤り。
誤答理由: アはノルウェーでも11,769ギガワット時あり、まったく利用されていないという読みは表と矛盾する。

④「イはノルウェーで発電量が突出して大きく、山がちで降水の多い同国が電力の大部分を賄う水力と考えられる」
正しい。
正解。イはノルウェーで約14万ギガワット時と突出する。山がちで降水の多い同国は発電の9割前後を水力が占めるため、イは水力である。

覚えるポイント

  • ノルウェーは水力が発電の9割前後
  • 地熱発電は火山国(ニュージーランドなど)に限られる
  • デンマークは偏西風を利用した風力の先進国

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

KZ-R7TB-02KZ-R7TB-04