TK4-011地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

バイオエタノールについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

ブラジルではサトウキビ、アメリカではトウモロコシを原料とした生産が盛んで、自動車燃料に利用されている

この問題のポイント

バイオエタノールの二大生産国と原料の組合せ(ブラジル=サトウキビ、アメリカ=トウモロコシ)を問う。

解説

バイオエタノールは、植物を発酵させてつくるアルコール燃料で、ガソリンに混ぜて自動車燃料に使われる。
生産の二大国と原料は、

  • ブラジル: サトウキビ。石油危機を機に国家政策で導入を進め、エタノールでもガソリンでも走れる車が普及している
  • アメリカ: トウモロコシ。生産量では世界一
    である。
    植物は成長の過程で二酸化炭素を吸収するため、燃やしても計算上は大気中の二酸化炭素を増やさないというカーボンニュートラルの考え方に基づき、温暖化対策として利用が拡大した。
    ただし課題もある。食料や飼料と原料が競合して穀物価格の高騰を招いたこと、原料畑の拡大が森林破壊につながりうることである。このため、食料と競合しない廃材や藻類を使う次世代バイオ燃料の研究が進められている。

ひっかけポイント
ブラジル=サトウキビとアメリカ=トウモロコシの組合せの入れ替えが定番。カーボンニュートラルは「増やさない」考え方で、「減らし続ける」わけではない。

選択肢の確認

①「原料の栽培から燃焼までの過程で、大気中の二酸化炭素を一切増やさず減らし続ける燃料である」
誤り。
誤答理由: カーボンニュートラルは成長時の吸収と燃焼時の排出が相殺されて「増やさない」とみなす考え方で、大気中の二酸化炭素を減らし続けるわけではない。

②「生産の拡大は食料価格に全く影響を与えないとされている」
誤り。
誤答理由: 原料が食料・飼料と競合して穀物価格の高騰を招いた経緯があり、影響がないという記述は事実に反する。

③「ブラジルではサトウキビ、アメリカではトウモロコシを原料とした生産が盛んで、自動車燃料に利用されている」
正しい。
正解。バイオエタノールはブラジルがサトウキビ、アメリカがトウモロコシを原料に生産し、ガソリンに混合して自動車燃料に使われる。

④「ブラジルでは小麦、アメリカでは米を原料とする生産が中心である」
誤り。
誤答理由: 原料の組合せが誤りで、ブラジルはサトウキビ、アメリカはトウモロコシである。小麦や米は主原料ではない。

覚えるポイント

  • ブラジルはサトウキビ、アメリカはトウモロコシが原料
  • カーボンニュートラルの考え方で温暖化対策に利用
  • 食料との競合や森林破壊が課題

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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