TK4-010地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

地熱発電についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

火山活動の活発な地域に適し、アイスランドやニュージーランド、日本の大分県などで行われている

この問題のポイント

地熱発電の立地条件(火山地帯)と主な導入国、日本の現状(資源量は多いが開発は限定的)を問う。

解説

地熱発電は、火山地帯の地下にある高温の蒸気や熱水を取り出してタービンを回す発電方式である。立地は変動帯の火山地域に限られ、

  • アイスランド(電力の大半を水力と地熱でまかなう)
  • ニュージーランド、フィリピン、インドネシア、アメリカ
  • 日本では大分県の八丁原発電所など九州・東北の火山地帯
    が代表例である。
    地熱の長所は、太陽光や風力と違って天候に左右されず安定して発電できることと、二酸化炭素排出がほとんどないことである。
    日本は世界第3位級の地熱資源量を持ちながら、適地の多くが国立公園内にあることや、温泉地との調整が必要なこと、開発期間が長いことから、発電量は資源量に見合わず少ない。再生可能エネルギー拡大の中で、規制緩和と地域との共生による開発が課題となっている。

ひっかけポイント
「天候で変動する」のは太陽光・風力で、地熱は安定電源。日本は資源量が多いのに開発が進んでいないという「量と利用のギャップ」が問われる。

選択肢の確認

①「安定陸塊の平原が最も適した立地である」
誤り。
誤答理由: 安定陸塊は火山活動がなく地下の熱源に乏しいため、地熱発電には不向きである。

②「日本は地熱資源量が世界最下位のため、地熱発電所は存在しない」
誤り。
誤答理由: 日本の地熱資源量は世界第3位級と豊富で、九州・東北に発電所もある。開発が資源量に比べ少ないのが実態である。

③「地熱発電は天候によって出力が大きく変動する点が最大の欠点である」
誤り。
誤答理由: 天候で出力が変動するのは太陽光・風力の弱点であり、地熱は天候に左右されない安定電源である。

④「火山活動の活発な地域に適し、アイスランドやニュージーランド、日本の大分県などで行われている」
正しい。
正解。地熱発電は火山地帯の熱水・蒸気を利用するため立地は変動帯に限られ、アイスランド・ニュージーランド・大分県八丁原などが代表例である。

覚えるポイント

  • 立地は火山地帯(アイスランド・ニュージーランドなど)
  • 天候に左右されない安定した再生可能エネルギー
  • 日本は資源量世界有数だが国立公園・温泉地との調整が課題

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK4-009TK4-011