TK4-008地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

各国の発電エネルギー源の構成についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

フランスは原子力の割合が約7割と高く、ノルウェーは水力がほとんどを占める

この問題のポイント

電源構成の国際比較の定番知識を問う。フランス=原子力、ノルウェー=水力という代表例で判断する。

解説

発電のエネルギー源構成は、各国の資源の有無と政策を反映して大きく異なる。統計判読で問われる代表例は次のとおり。

  • フランス: 石油危機後に原子力開発を国策として推進し、原子力が約7割と世界で突出して高い
  • ノルウェー: 氷食谷の豊富な水資源を生かし、水力がほぼ全てを占める。カナダ・ブラジルも水力の割合が高い
  • 中国・インド: 石炭火力が中心だが、中国は太陽光・風力の導入量では世界一
  • デンマーク: 偏西風を利用した風力の割合が高い
  • アイスランド: 水力と地熱でほぼ全電力をまかなう
  • 日本: 東日本大震災後に原子力の割合が急低下し、火力が約7割を占める。再生可能エネルギーは2割強まで拡大してきた
    電源構成のグラフから国名を判定する問題は共通テストの定番であり、各国の自然条件・政策と結び付けて覚えることが重要である。

ひっかけポイント
フランス=原子力とノルウェー=水力の入れ替えが最頻出。日本の「火力約7割」を「原子力7割」とする選択肢も、震災前後の変化を突く定番である。

選択肢の確認

①「フランスは原子力の割合が約7割と高く、ノルウェーは水力がほとんどを占める」
正しい。
正解。フランスは国策の原子力開発で原子力が約7割、ノルウェーは豊富な水資源で水力がほぼ全てという、電源構成の国際比較の代表例である。

②「フランスは水力が約7割を占め、原子力発電所は保有していない」
誤り。
誤答理由: フランスの主力は水力ではなく原子力で、世界有数の原子力発電国である。

③「ノルウェーは火力の割合が9割を超えている」
誤り。
誤答理由: ノルウェーは水力がほとんどを占め、火力への依存は極めて小さい。

④「日本は原子力が発電量の約7割を占めている」
誤り。
誤答理由: 日本は東日本大震災後に原子力が急減し、現在は火力が約7割を占める。原子力7割はフランスの特徴である。

覚えるポイント

  • フランスは原子力約7割、ノルウェーは水力がほぼ全て
  • デンマークは風力、アイスランドは地熱が特徴
  • 日本は震災後、火力約7割・再エネ2割強

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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