TK4-007|地理総合・地理探究 対策問題
日本の原油輸入についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
輸入原油の約9割を中東地域に依存しており、サウジアラビアとアラブ首長国連邦が二大輸入先である
この問題のポイント
日本のエネルギー供給の弱点である原油の中東依存を問う。約9割という数値と二大輸入先がカギ。
解説
日本は原油のほぼ全量を輸入に頼り、その約9割を中東地域が占める。輸入先の中心はサウジアラビアとアラブ首長国連邦で、この2か国だけで7割前後に達し、クウェートやカタールが続く。
かつてはインドネシアや中国からの輸入もあったが、両国の経済成長で輸出余力が減り、中東依存はむしろ高まった。
中東依存の高さは、
- 産油国の政治情勢や紛争が供給に直結する
- タンカーの通り道であるホルムズ海峡やマラッカ海峡が封鎖されると輸送が滞る(シーレーンの脆弱性)
というリスクを抱える。このため日本は、石油の国家備蓄(民間と合わせて200日分以上)、供給源の多角化、省エネルギー、再生可能エネルギーの拡大などでリスクの軽減を図っている。エネルギー自給率が約1割と低いことが、日本のエネルギー政策の出発点である。
ひっかけポイント
「中東依存は低下して2割」などの数値の偽りに注意。石炭・LNGの最大輸入先がオーストラリアであるのと対比し、資源ごとの輸入先を区別する。
選択肢の確認
①「中東依存度は近年低下を続け、現在は約2割にすぎない」
❌ 誤り。
誤答理由: 中東依存度は約9割と高止まりしており、約2割という数値は実態とかけ離れている。
②「輸入原油の約9割を中東地域に依存しており、サウジアラビアとアラブ首長国連邦が二大輸入先である」
✅ 正しい。
正解。日本の原油輸入は約9割を中東に依存し、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の2か国で7割前後を占める。ホルムズ海峡経由の輸送リスクが課題である。
③「輸入原油の大部分は東南アジアのインドネシアから調達している」
❌ 誤り。
誤答理由: インドネシアからの輸入はかつて存在したが、同国の国内消費増で減少し、現在の輸入の中心は中東である。
④「国内の油田で需要の約半分をまかない、残りを輸入している」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本の国内油田の生産はごくわずかで、需要のほぼ全量を輸入に頼っている。
覚えるポイント
- 原油輸入の約9割が中東からで依存度が高い
- サウジアラビアとアラブ首長国連邦が二大輸入先
- ホルムズ海峡などシーレーンのリスクと備蓄で対応
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。