TK4-039|地理総合・地理探究 対策問題
日本の食料自給率についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
カロリーベースで約38パーセントと主要先進国の中で低く、米はほぼ自給する一方、小麦や大豆の自給率は低い
この問題のポイント
日本の食料自給率の水準(約38パーセント)と品目別の差、低下の背景を問う。
解説
日本の食料自給率は、供給熱量で測るカロリーベースで約38パーセント前後にとどまり、カナダ・オーストラリア・フランス・アメリカなど100パーセント前後かそれ以上の農業大国はもちろん、ドイツ・イギリスと比べても低い。
品目別の差が大きく、
- 米: ほぼ100パーセント自給
- 野菜: 8割程度
- 小麦: 2割弱、大豆: 1割未満と極めて低い
- 畜産物は数字上の自給率があっても、飼料の大部分が輸入のため実質は低い
低下の背景には、食生活の洋風化で自給できる米の消費が減り、輸入に頼る小麦・油脂・飼料穀物の消費が増えたことがある。
食料の多くを海外に依存することは、国際価格の高騰や輸出規制、輸送路の途絶に弱いという食料安全保障上のリスクであり、国は自給率の向上と輸入先の多角化、農地・担い手の確保を課題としている。
ひっかけポイント
「米も輸入依存」は誤りで、米はほぼ自給・小麦大豆は輸入依存という品目差が急所。自給率は長期的に低下してきた点も方向を逆にして問われる。
選択肢の確認
①「カロリーベースで約38パーセントと主要先進国の中で低く、米はほぼ自給する一方、小麦や大豆の自給率は低い」
✅ 正しい。
正解。日本の食料自給率はカロリーベースで約38パーセントと先進国中低位で、米はほぼ自給する一方、小麦は2割弱・大豆は1割未満と品目差が大きい。
②「カロリーベースで100パーセントを超え、世界有数の食料輸出国である」
❌ 誤り。
誤答理由: 100パーセント超はカナダ・オーストラリア・フランスなど農業大国の水準で、輸入依存の大きい日本には当てはまらない。
③「米の自給率が最も低く、ほぼ全量を輸入に頼っている」
❌ 誤り。
誤答理由: 米は日本がほぼ100パーセント自給する例外的な品目で、自給率が最も低いという記述は正反対である。
④「食料自給率は1960年代から現在までほぼ一貫して上昇し続けてきた」
❌ 誤り。
誤答理由: 食生活の洋風化などにより自給率は1960年代から長期的に低下してきたのであり、一貫した上昇は事実と逆である。
覚えるポイント
- カロリーベース自給率は約38パーセントで先進国中低位
- 米はほぼ自給、小麦・大豆・飼料は輸入依存
- 食生活の変化による長期低下と食料安全保障が課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。