TK4-009|地理総合・地理探究 対策問題
風力発電についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
偏西風が安定して吹く地域に適し、デンマークやドイツの北海沿岸などで導入が進んでいる
この問題のポイント
風力発電の立地条件(安定した風)と導入の進む地域、長所と課題を問う。
解説
風力発電は風の力で風車を回して発電する再生可能エネルギーで、発電時に二酸化炭素を排出しない。
適地は強く安定した風が吹く場所であり、
- 偏西風を年中受けるヨーロッパの北海沿岸(デンマーク・ドイツ・イギリスなど)
- 広大な平原を持つアメリカ・中国(設備容量は中国が世界一)
で導入が進む。デンマークは発電量に占める風力の割合が特に高い。
近年は、陸上より風が安定して強く、景観・騒音の問題も避けやすい洋上風力発電の建設が北海を中心に拡大しており、遠浅の海が広がることが好条件となっている。日本でも秋田県沖などで洋上風力の整備が始まった。
課題は、風まかせで出力が変動すること、適地が偏ること、バードストライクなどである。出力変動は蓄電池や広域の送電網で補う必要がある。
ひっかけポイント
風力=偏西風帯の北西ヨーロッパという対応が定番。「発電時に二酸化炭素を排出」は火力の特徴であり、再エネの長所と取り違えさせる選択肢に注意。
選択肢の確認
①「風の弱い盆地ほど発電効率が高くなる」
❌ 誤り。
誤答理由: 風力発電は強く安定した風が必要で、風の弱い盆地は不適地である。
②「発電時に大量の二酸化炭素を排出する点が課題である」
❌ 誤り。
誤答理由: 風力は発電時に二酸化炭素を排出しないことが長所であり、大量排出は火力発電の特徴である。
③「設備は陸上にしか設置できず、洋上での発電は不可能である」
❌ 誤り。
誤答理由: 北海などでは洋上風力発電の建設が拡大しており、陸上限定という記述は事実に反する。
④「偏西風が安定して吹く地域に適し、デンマークやドイツの北海沿岸などで導入が進んでいる」
✅ 正しい。
正解。風力発電は安定した強風が条件で、偏西風を年中受ける北海沿岸のデンマーク・ドイツなどで導入が進み、設備容量では中国が世界一である。
覚えるポイント
- 偏西風の吹く北海沿岸諸国で導入が進む
- 設備容量は中国が世界一、デンマークは割合が高い
- 洋上風力が拡大中で、出力変動が課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。