SG8-034|地理総合・地理探究 対策問題
日本における地熱発電の立地の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
火山活動の活発な東北地方や九州地方に発電所が多く立地している
この問題のポイント
再生可能エネルギーの立地条件を問う。地熱=火山地帯という自然条件との対応と、東北・九州という分布が判断の軸。
解説
地熱発電は、火山地帯の地下にある高温の熱水・蒸気を利用してタービンを回す発電方式である。
立地は火山の分布に規定されるため、日本では火山活動が活発な東北地方(岩手県の松川など)と九州地方(大分県の八丁原など)に発電所が集中している。環太平洋造山帯に位置する日本の地熱資源量は世界有数とされる。
長所は、太陽光や風力と違って天候や昼夜に左右されず安定して発電できることと、二酸化炭素の排出が少ないことである。一方、適地の多くが国立公園内や温泉地と重なるため、景観保護や温泉への影響をめぐる調整が必要で、開発には長い期間と費用がかかる。このため発電量全体に占める割合はまだ小さい。
再生可能エネルギーは種類ごとに立地条件が異なる。地熱=火山、風力=安定した強風、太陽光=日照、水力=河川の落差、という自然条件との対応を整理しておくことが重要である。
ひっかけポイント
「天候で変動する」のは太陽光・風力の特徴で、地熱は安定電源。立地も自然条件で決まり、大都市中心部ではない。
選択肢の確認
①「日本には火山がないため、地熱発電は行われていない」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本は環太平洋造山帯の火山国で、地熱資源量は世界有数。地熱発電も実際に行われている。
②「地熱発電は天候によって発電量が大きく変動する電源である」
❌ 誤り。
誤答理由: 天候で変動するのは太陽光・風力。地熱は天候や昼夜に左右されない安定電源である。
③「火山活動の活発な東北地方や九州地方に発電所が多く立地している」
✅ 正しい。
正解。地熱発電は火山地帯の熱水・蒸気を利用するため、火山の多い東北(松川など)と九州(八丁原など)に集中する。
④「地熱発電所は大都市の中心部に集中して立地している」
❌ 誤り。
誤答理由: 地熱発電は火山地帯という自然条件に立地が規定され、大都市中心部には立地しない。
覚えるポイント
- 地熱発電は火山地帯に立地(東北・九州、八丁原など)
- 天候に左右されない安定した再生可能エネルギー
- 国立公園・温泉地との調整が普及の課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。