TK6-007|地理総合・地理探究 対策問題
パナマ運河についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
太平洋と大西洋(カリブ海)を結ぶ閘門式の運河で、2016年の拡張により通航できる船の大きさが拡大した
この問題のポイント
パナマ運河とスエズ運河の位置・構造(閘門式か水平式か)を対比して覚えているかを問う。
解説
パナマ運河は中央アメリカのパナマ地峡を横断し、太平洋と大西洋(カリブ海)を結ぶ運河である。1914年に開通し、南アメリカ南端のマゼラン海峡を回る航路を大幅に短縮した。
運河の中央部は海面より高い人造湖を通るため、水位を階段状に上下させる閘門式が採用されている。閘門の幅が通航できる船の大きさを制限してきたが、2016年の拡張工事で新しい閘門が完成し、より大型のコンテナ船やLNG船が通航できるようになった。
運河は長くアメリカが管理していたが、1999年末にパナマへ返還された。アメリカ東岸とアジアを結ぶ航路の要衝であり、通航料はパナマの重要な収入源である。
近年は少雨により人造湖の水位が下がり、通航隻数が制限される問題も生じており、気候変動と交通路の関係を示す事例として注目される。
ひっかけポイント
パナマ運河=閘門式、スエズ運河=水平式という構造の対比が最頻出。結ぶ海洋(太平洋と大西洋か、地中海と紅海か)の入れ替えにも注意する。
選択肢の確認
①「地中海と紅海を結び、ヨーロッパとアジアの航路を短縮している」
❌ 誤り。
地中海と紅海を結ぶのはスエズ運河であり、パナマ運河とは位置の取り違えである。
②「水面の高さが一定の水平式運河で、閘門を持たない」
❌ 誤り。
パナマ運河は内陸の人造湖との水位差を閘門で調整する閘門式であり、水平式なのはスエズ運河である。
③「五大湖とミシシッピ川を結ぶ内陸水路である」
❌ 誤り。
五大湖とミシシッピ川を結ぶ水路はパナマ運河とは別のものであり、パナマ運河は中央アメリカの地峡を横断する。
④「太平洋と大西洋(カリブ海)を結ぶ閘門式の運河で、2016年の拡張により通航できる船の大きさが拡大した」
✅ 正しい。
正解。パナマ運河は太平洋とカリブ海を結ぶ閘門式運河で、2016年の拡張により通航可能な船型が大きくなった。
覚えるポイント
- パナマ運河は太平洋と大西洋を結ぶ閘門式運河
- 2016年拡張で大型船が通航可能に、1999年パナマへ返還
- スエズ運河(水平式)との構造の違いが頻出
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。