TK6-022|地理総合・地理探究 対策問題
エコツーリズムについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
自然環境や生態系を損なわないよう配慮しながら、自然を学び体験する観光の形態で、ガラパゴス諸島やコスタリカの取り組みが知られる
この問題のポイント
エコツーリズムの定義(自然の保全と観光利用の両立)と代表的な実践地を知っているかを問う。
解説
エコツーリズムとは、地域の自然環境や生態系を保全しながら、それを観光資源として学び体験する観光の形態をいう。観光収入が自然保護の資金となり、地域住民がガイドなどとして関わることで、保全と地域経済の両立を図る点に特徴がある。
代表例として、固有種の宝庫であるガラパゴス諸島(エクアドル)や、国土に多くの自然保護区を設けて熱帯林の観光利用を進めるコスタリカが知られる。日本でも屋久島や知床、小笠原諸島などで、入域者数の制限やガイド同行の義務化といった仕組みが導入されている。
観光客の増えすぎは踏み荒らしや動植物への攪乱を招くため、利用のルールづくりが不可欠である。無制限な観光開発への反省から生まれた、持続可能な観光の代表的な形といえる。
ひっかけポイント
農村に滞在して農業を体験するのはグリーンツーリズム。エコツーリズム=自然保全型、グリーンツーリズム=農山村交流型という区別が最頻出。
選択肢の確認
①「都市の遊園地やテーマパークを巡る観光の形態である」
❌ 誤り。
都市のテーマパーク観光は人工施設の観光であり、自然の保全と学びを軸とするエコツーリズムではない。
②「農家に宿泊して農作業を体験する観光の形態である」
❌ 誤り。
農家に泊まり農作業を体験するのはグリーンツーリズムであり、自然保全型のエコツーリズムとは区別される。
③「自然環境や生態系を損なわないよう配慮しながら、自然を学び体験する観光の形態で、ガラパゴス諸島やコスタリカの取り組みが知られる」
✅ 正しい。
正解。エコツーリズムは自然環境の保全と観光利用の両立を図る形態で、ガラパゴス諸島やコスタリカが代表的な実践地である。
④「大規模なリゾートホテルの建設によって海岸を開発する観光の形態である」
❌ 誤り。
大規模リゾート開発はしばしば自然破壊を伴うもので、保全を前提とするエコツーリズムの考え方とは相いれない。
覚えるポイント
- エコツーリズム=自然の保全と観光の両立
- ガラパゴス諸島・コスタリカ・屋久島などが代表例
- 入域制限などのルールづくりが伴う
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。