TK6-023|地理総合・地理探究 対策問題
グリーンツーリズムについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
農山漁村に滞在して農作業などを体験し、地域の人々との交流を楽しむ観光で、農村の活性化にもつながる
この問題のポイント
グリーンツーリズムの定義と、都市住民・農村双方にとっての意義を理解しているかを問う。
解説
グリーンツーリズムとは、都市の住民が農山漁村に滞在し、農作業や郷土料理づくりなどを体験しながら、地域の自然や文化、人々との交流を楽しむ観光をいう。
ヨーロッパでは長期休暇を農村で過ごす習慣が古くからあり、フランスやドイツ・イタリアでは農家民宿が広く定着している。日本でも、廃校や古民家を活用した宿泊施設、棚田のオーナー制度、農家民泊の受け入れなどが各地で行われている。
農村側にとっては、農産物の販売や宿泊収入という農業以外の収入源が生まれ、過疎化・高齢化が進む農村の活性化につながる。都市住民にとっては、食や農への理解を深める機会となり、都市と農村の交流が移住のきっかけになることもある。
訪日外国人が農村文化を体験する受け皿としても注目されている。
ひっかけポイント
グリーンツーリズム=農山漁村での滞在・交流型観光。自然保護を主目的とするエコツーリズムとの取り違えが定番の引っかけである。
選択肢の確認
①「航空機で世界の大都市を短期間に巡る観光である」
❌ 誤り。
大都市を短期間で巡る観光は都市観光であり、農山漁村でゆったり過ごすグリーンツーリズムとは正反対の形態である。
②「農山漁村に滞在して農作業などを体験し、地域の人々との交流を楽しむ観光で、農村の活性化にもつながる」
✅ 正しい。
正解。グリーンツーリズムは農山漁村に滞在して体験と交流を楽しむ観光で、農村の副収入と地域活性化につながる。
③「都心の公園や街路樹などの緑地を巡る都市内の観光である」
❌ 誤り。
都心の緑地を巡る観光は都市内のレクリエーションであり、農山漁村での滞在・交流を指すグリーンツーリズムではない。
④「自然保護区への観光客の立ち入りを全面的に禁止する制度である」
❌ 誤り。
立ち入りを全面禁止する制度は観光の形態ではなく、農村との交流を楽しむグリーンツーリズムの説明として誤りである。
覚えるポイント
- 農山漁村に滞在し体験・交流する観光形態
- ヨーロッパで定着、日本でも農家民泊などが拡大
- 農村の副収入と地域活性化につながる
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。