SG8-039地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(2) 生活圏の調査と地域の展望

グリーンツーリズムの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

農山漁村に滞在し、農作業体験や地域の人々との交流を楽しむ観光の形態である

この問題のポイント

グリーンツーリズムの定義を問う。農山漁村での滞在・体験・交流という要素と、地域振興としての役割が判断の軸。

解説

グリーンツーリズムは、農山漁村に滞在し、農作業や収穫の体験、農家民宿での宿泊、地域の食や人々との交流を楽しむ観光の形態である。ヨーロッパで発達した長期滞在型の休暇のあり方が手本とされ、日本では農家の副収入源・都市農村交流の手段として推進されてきた。
過疎化に悩む農山村にとっては、都市住民を呼び込むことで所得と交流人口を生み出し、地域の魅力の再発見や移住のきっかけにもつながる地域振興策である。修学旅行での農家民泊の受け入れも各地に広がっている。
類似の言葉にエコツーリズムがある。こちらは、自然環境や歴史文化を対象とし、保全に責任を持つ観光を指し、知床や小笠原諸島などでガイドと共に自然を学ぶ形で実践されている。農村の暮らし体験=グリーンツーリズム、自然環境の保全と学び=エコツーリズム、という力点の違いを区別しておきたい。

ひっかけポイント
大規模リゾート開発は従来型観光で、持続可能な観光とは方向が逆。エコツーリズム(自然保全)との力点の違いも問われる。

選択肢の確認

①「森林を伐採してリゾート施設を大規模に開発する手法である」
誤り。
誤答理由: 大規模なリゾート開発は従来型観光で、地域の自然や暮らしを生かす持続可能な観光とは方向が異なる。

②「農山漁村に滞在し、農作業体験や地域の人々との交流を楽しむ観光の形態である」
正しい。
正解。グリーンツーリズムは農山漁村に滞在し、農作業体験や住民との交流を楽しむ観光で、地域振興策でもある。

③「大都市の高層ビル群を見学する観光の形態である」
誤り。
誤答理由: 都市の見学は都市観光であり、農山漁村での滞在・体験というグリーンツーリズムの内容ではない。

④「ゴルフ場の建設を推進する政策の名称である」
誤り。
誤答理由: ゴルフ場建設の政策ではなく、農村の暮らしを資源とする観光の形態である。

覚えるポイント

  • グリーンツーリズム=農山漁村での滞在・体験・交流
  • 過疎地域の所得と交流人口を生む地域振興策
  • エコツーリズムは自然環境の保全と学びに力点

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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