SG8-040|地理総合・地理探究 対策問題
都市の交通渋滞と環境負荷を減らすためのパークアンドライドの説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
自動車を郊外の駐車場に停め、鉄道やバスなどの公共交通に乗り換えて都心へ向かう仕組みである
この問題のポイント
パークアンドライドの仕組みを問う。「郊外に駐車+公共交通で都心へ」という乗り継ぎの構造が判断の軸。
解説
パークアンドライドは、自宅から自動車で郊外の駅やバス停まで行き、そこの駐車場に車を停めて(パーク)、鉄道・バス・LRTなどの公共交通に乗り換えて(ライド)都心へ向かう仕組みである。
狙いは、都心へ流入する自動車を減らして交通渋滞を緩和し、排出ガスによる大気汚染や二酸化炭素排出を削減することにある。都心の駐車場不足の解消や公共交通の利用促進にもつながる。
ヨーロッパの都市で発達し、ドイツのフライブルクやフランスのストラスブールでは、LRTの整備、都心への自動車乗り入れ制限、歩行者専用空間の拡大などと組み合わせて成果を上げてきた。日本でも金沢市や鎌倉市などの観光都市・地方都市で導入されている。
コンパクトシティ政策やLRT・BRTの整備と一体で語られる、持続可能な都市交通の代表的な手法として押さえておきたい。
ひっかけポイント
「都心まで自動車で乗り入れる」のでは渋滞対策にならない。郊外で公共交通へ乗り換える点が仕組みの核心である。
選択肢の確認
①「航空機と船舶を乗り継いで通勤する仕組みである」
❌ 誤り。
誤答理由: 航空機と船舶の乗り継ぎではなく、自動車と鉄道・バスなどの乗り継ぎの仕組みである。
②「自動車を郊外の駐車場に停め、鉄道やバスなどの公共交通に乗り換えて都心へ向かう仕組みである」
✅ 正しい。
正解。パークアンドライドは郊外の駐車場に車を停めて公共交通に乗り換える仕組みで、都心の渋滞と大気汚染を減らす。
③「都心まで自動車で乗り入れ、路上に駐車することを推奨する仕組みである」
❌ 誤り。
誤答理由: 都心への自動車乗り入れと路上駐車の推奨は、渋滞と環境負荷を悪化させる正反対の方向である。
④「公共交通をすべて廃止し、自動車道路を増設する政策である」
❌ 誤り。
誤答理由: 公共交通の廃止と道路増設は自動車依存を強める政策で、パークアンドライドの趣旨と逆である。
覚えるポイント
- 郊外に駐車し公共交通へ乗り換えて都心へ
- 渋滞緩和と大気汚染・二酸化炭素の削減が目的
- フライブルクやストラスブールのLRTと併用が有名
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。