TK6-011地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(3) 交通・通信、観光

パークアンドライドについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

郊外の駅などに自動車をとめて公共交通に乗り換える方式で、都心の交通渋滞や大気汚染の緩和を目的とする

この問題のポイント

都心への自動車流入を抑える交通政策の代表例として、パークアンドライドの仕組みを理解しているかを問う。

解説

パークアンドライドとは、自宅から郊外の駅や電停まで自動車で行き、駐車(パーク)して鉄道・バス・LRTなどの公共交通に乗車(ライド)して都心へ向かう方式である。
ねらいは、都心に流入する自動車を減らして交通渋滞大気汚染を緩和し、中心市街地を歩行者にとって快適な空間にすることにある。ドイツのフライブルクなど環境政策に熱心なヨーロッパの都市で普及し、日本でも金沢や富山などで導入されている。
関連する政策として、都心に乗り入れる自動車に課金するロードプライシング(ロンドンやシンガポールで導入)、路面電車を近代化したLRTや専用レーンを走るBRTの整備がある。いずれも自動車に依存しすぎた都市交通を公共交通へ誘導する試みであり、コンパクトシティの考え方とも結び付いている。

ひっかけポイント
パークアンドライドは「郊外で乗り換えて都心へは公共交通」で入る仕組み。都心への自動車乗り入れを促す方向の記述は目的が正反対である。

選択肢の確認

①「郊外の駅などに自動車をとめて公共交通に乗り換える方式で、都心の交通渋滞や大気汚染の緩和を目的とする」
正しい。
正解。パークアンドライドは郊外で自動車から公共交通へ乗り換える方式で、都心の渋滞と大気汚染の緩和を目的とする。

②「都心まで自動車で乗り入れることを促進するため、都心に大駐車場を整備する方式である」
誤り。
都心への自動車乗り入れを促す施策は渋滞を悪化させるもので、パークアンドライドの目的と正反対である。

③「トラック輸送の効率を高めるため、高速道路に貨物専用レーンを設ける方式である」
誤り。
パークアンドライドは通勤・買い物など人の移動に関する仕組みであり、貨物輸送の専用レーンのことではない。

④「高速道路の料金を時間帯によって変える料金制度のことである」
誤り。
時間帯別の道路料金はロードプライシングなどの課金政策であり、駐車と乗り換えを組み合わせるパークアンドライドとは別物である。

覚えるポイント

  • 郊外に駐車し公共交通で都心へ=パークアンドライド
  • 目的は都心の渋滞・大気汚染の緩和
  • ロードプライシングやLRT整備とセットで出題される

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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