TK6-012|地理総合・地理探究 対策問題
海上輸送に用いられる船舶についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
原油はタンカー、液化天然ガスは低温輸送のLNG船、鉄鉱石や穀物はばら積み船と、貨物に応じた専用船が使われる
この問題のポイント
貨物の性質と船種(タンカー・LNG船・ばら積み船・コンテナ船・自動車専用船)の対応を整理できているかを問う。
解説
海上輸送では、貨物の性質に合わせた専用船が発達している。
- タンカー: 原油や石油製品を液体のまま輸送する
- LNG船: 天然ガスを約マイナス162度に冷却して液化し、体積を約600分の1にして運ぶ。球形などの特殊なタンクを持つ
- ばら積み船: 鉄鉱石・石炭・穀物などを梱包せずそのまま船倉に積む
- コンテナ船: 機械・衣類などの工業製品を規格化されたコンテナで運ぶ
- 自動車専用船: 完成車を自走で積み込む構造を持つ
専用船化により荷役が効率化し、輸送費が下がって国際分業が進んだ。資源を輸入し工業製品を輸出する日本の貿易は、こうした専用船の発達に支えられている。
ひっかけポイント
「すべてコンテナ船」は誤り。液体・ばら積み貨物や完成自動車は専用船で運ぶ。LNGは液化・低温輸送という点も頻出である。
選択肢の確認
①「現在では貨物の種類を問わず、すべての海上貨物がコンテナ船で輸送されている」
❌ 誤り。
コンテナ船が運ぶのは主に工業製品などの雑貨であり、液体貨物やばら積み貨物まで全てを担っているわけではない。
②「液化天然ガスは常温のまま一般の貨物船で輸送される」
❌ 誤り。
天然ガスは約マイナス162度に冷却・液化して専用のLNG船で運ばれ、常温のまま一般貨物船で輸送することはできない。
③「自動車の輸出には、必ずコンテナに収納して輸送する方式がとられる」
❌ 誤り。
完成自動車は自走で積み込める自動車専用船で輸送するのが一般的で、必ずコンテナに収納するわけではない。
④「原油はタンカー、液化天然ガスは低温輸送のLNG船、鉄鉱石や穀物はばら積み船と、貨物に応じた専用船が使われる」
✅ 正しい。
正解。原油はタンカー、液化天然ガスは低温輸送のLNG船、鉄鉱石・穀物はばら積み船と、貨物の性質に応じた専用船が使い分けられている。
覚えるポイント
- 原油=タンカー、LNG=低温のLNG船、鉱石・穀物=ばら積み船
- 工業製品=コンテナ船、完成車=自動車専用船
- 専用船化が輸送費低下と国際分業を支えた
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。