TK6-003地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(3) 交通・通信、観光

航空機で輸送される貨物の特色として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

集積回路や生鮮の花きなど、軽量で付加価値が高い貨物や鮮度が重要な貨物が中心である

この問題のポイント

航空貨物の性質を「運賃は高いが速い」という航空輸送の特色から導けるかを問う。

解説

航空輸送は最も高速だが、輸送量当たりの運賃が高い。したがって航空貨物には、高い運賃を負担できる貨物、すなわち軽量・小型で付加価値の高い貨物が選ばれる。
代表例が集積回路(IC)などの電子部品である。小さく軽いのに高価なため、重量当たりの運賃負担力が大きい。成田国際空港の貿易額が港湾を含む日本の港の中で首位級であるのは、こうした高価な貨物が集まるためである。
また、生鮮の花きや高級魚介類のように
鮮度が命
の貨物も航空輸送に向く。ケニアやコロンビアの切り花がヨーロッパやアメリカへ空輸されるのが好例である。
一方、鉄鉱石・石炭・原油・穀物のような重量が大きく単価の安い貨物は、運賃の安い海運(専用船)で運ばれる。

ひっかけポイント
「重量貨物・安価な貨物=海運」「軽量・高価・生鮮=航空」の対応を入れ替える誤答が定番。空港の貿易額が大きい理由もセットで問われる。

選択肢の確認

①「鉄鉱石や石炭など、重量が大きく単価の安い貨物が中心である」
誤り。
鉄鉱石や石炭のような重くて単価の安い貨物は、運賃の安いばら積み船による海上輸送で運ばれる。

②「運賃が最も安いため、穀物などを大量に輸送するのに適している」
誤り。
航空輸送は輸送量当たりの運賃が最も高い輸送手段であり、安価な大量輸送には適さない。

③「原油の国際輸送では航空機が最大の輸送手段となっている」
誤り。
原油の国際輸送はタンカーによる海上輸送が担っており、航空機で運ぶことはない。

④「集積回路や生鮮の花きなど、軽量で付加価値が高い貨物や鮮度が重要な貨物が中心である」
正しい。
正解。航空輸送は運賃が高いため、集積回路のような軽量高付加価値品や、切り花のような鮮度が重要な貨物に利用される。

覚えるポイント

  • 航空貨物=軽量・高付加価値(集積回路)や生鮮品(切り花)
  • 重量物・安価な大量貨物は海運が担う
  • 成田空港は高価な貨物により貿易額が大きい

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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