TK6-002|地理総合・地理探究 対策問題
輸送機関としての鉄道の特色として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
大量の旅客や貨物を定時性高く輸送でき、輸送量当たりの二酸化炭素排出量が自動車より少ない
この問題のポイント
鉄道・自動車・船舶・航空という各輸送機関の長所と短所を対比して整理できているかを問う。
解説
鉄道は専用の線路上を運行するため、大量輸送と定時性に優れる。また輸送量当たりのエネルギー消費と二酸化炭素排出量が自動車より少なく、環境負荷の小さい輸送機関とされる。
一方、線路のある場所しか結べないため、戸口から戸口への輸送はできない。この機動性は自動車の長所であり、鉄道は駅までの端末輸送を自動車に頼ることになる。
速度の面では航空が圧倒的に速く、大陸間の旅客輸送の主役である。原油・鉄鉱石など重量貨物の大陸間輸送は、運賃の安い海運が担う。
環境負荷の観点から、貨物輸送を自動車から鉄道・内航海運へ切り替えるモーダルシフトが推進されており、鉄道の役割が見直されている。
ひっかけポイント
「戸口から戸口」は自動車、「最速」は航空、「重量貨物の大陸間輸送」は海運の特色。輸送機関どうしの長所の入れ替えが定番の引っかけである。
選択肢の確認
①「大量の旅客や貨物を定時性高く輸送でき、輸送量当たりの二酸化炭素排出量が自動車より少ない」
✅ 正しい。
正解。鉄道は専用軌道を走るため大量輸送と定時性に優れ、輸送量当たりの二酸化炭素排出量も自動車より少ない。
②「戸口から戸口まで直接輸送できる機動性が最大の強みである」
❌ 誤り。
戸口から戸口への機動的な輸送は自動車の特色であり、線路上しか走れない鉄道の長所ではない。
③「輸送速度が最も速く、大陸間の長距離旅客輸送の主役である」
❌ 誤り。
最も高速で大陸間旅客輸送の主役となっているのは航空機であり、鉄道は中距離の都市間輸送に強い。
④「原油や鉄鉱石などの大陸間輸送で最大の輸送分担率を占める」
❌ 誤り。
重量貨物の大陸間輸送で最大の分担を占めるのは運賃の安い海運であり、鉄道ではない。
覚えるポイント
- 鉄道=大量・定時・環境負荷小、ただし機動性に欠ける
- 自動車=戸口から戸口、航空=高速、海運=重量物を安価に
- モーダルシフトは自動車から鉄道・海運への転換
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。