TK6-004地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(3) 交通・通信、観光

海上輸送の特色として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

速度は遅いが輸送費が安く、原油や鉄鉱石など重量の大きい貨物の長距離輸送に適している

この問題のポイント

海運の「低速・安価・大量」という特色を、扱う貨物の性質と結び付けて理解しているかを問う。

解説

海上輸送(海運)は速度こそ遅いものの、一度に大量の貨物を運べるため輸送量当たりの費用が最も安い。このため、世界の貿易貨物の大部分(重量ベース)は海運が担っている。
海運が得意とするのは、原油・鉄鉱石・石炭・穀物のような重くて単価の安い貨物である。原油はタンカー、鉄鉱石や穀物はばら積み船、工業製品はコンテナ船と、貨物に応じた専用船が使われる。
資源を輸入に頼る日本にとって海運は生命線であり、原料輸入に便利な臨海部に製鉄所や石油化学コンビナートが立地してきたのも、海運と結び付いた立地である。
なお、内陸国は海港を持たないため、海運を利用するには隣国の港まで鉄道や道路で輸送する必要があり、貿易面で不利になりやすい。

ひっかけポイント
海運の強みは「安さと大量性」であり、「速さ・定時性」は鉄道や航空の特色。内陸国と海運を結び付けた選択肢も矛盾に注意する。

選択肢の確認

①「輸送費がきわめて高いため、貴金属など高価な貨物の輸送に限られる」
誤り。
海運の輸送費はむしろ最も安く、高価な貨物に限られるという記述は航空輸送との取り違えである。

②「海に面していない内陸国どうしの貿易で最も重要な輸送手段である」
誤り。
内陸国は海港を持たないため海運を直接利用できず、隣国の港まで陸上輸送に頼る必要がある。

③「速度は遅いが輸送費が安く、原油や鉄鉱石など重量の大きい貨物の長距離輸送に適している」
正しい。
正解。海運は速度が遅い代わりに輸送費が最も安く、原油・鉄鉱石など重量貨物の長距離大量輸送の主役である。

④「定時性と速達性に優れ、都市間の旅客輸送で最大の分担率を占める」
誤り。
定時性・速達性と都市間旅客輸送は鉄道や航空の特色であり、低速な海運の強みではない。

覚えるポイント

  • 海運=低速だが安価で大量輸送に強い
  • 原油・鉄鉱石など重量貨物の長距離輸送の主役
  • 日本の臨海型工業立地は海運と結び付く

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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