TK6-013地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(3) 交通・通信、観光

大陸間の国際通信を支える基盤についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

国際通信の大部分は、大容量の海底光ファイバーケーブルによって担われている

この問題のポイント

国際通信の主役が通信衛星ではなく海底光ファイバーケーブルであることを知っているかを問う。

解説

インターネットや国際電話などの大陸間通信は、その大部分が海底ケーブルを経由している。かつては銅線の電信ケーブルだったが、現在は光ファイバーが用いられ、一本で膨大なデータを送れる大容量化が進んだ。
通信衛星は放送や船舶・離島との通信、災害時のバックアップなどで重要だが、伝送容量と遅延の面で光ファイバーに及ばず、基幹通信の主役ではない。
海底ケーブルは太平洋・大西洋・インド洋を横断して敷設され、その経路や陸揚げ地点は情報の流れの地理的な偏りを生む。日本やシンガポールのようにケーブルが集中する場所はデータセンターの立地にも有利である。
一方、ケーブルの切断事故や意図的な破壊が国際通信を混乱させるリスクも指摘され、通信インフラの安全保障が課題となっている。

ひっかけポイント
「国際通信の主役は衛星」という思い込みを突く出題が定番。主役は海底光ファイバーケーブルで、衛星は補完的役割である。

選択肢の確認

①「海底ケーブルは電信の時代の技術であり、現在はすべて撤去されている」
誤り。
海底ケーブルは廃止されるどころか光ファイバー化して増設が続いており、現代の通信の基幹である。

②「海底ケーブルは島国どうしを結ぶ場合にのみ敷設されている」
誤り。
海底ケーブルは大陸間にも縦横に敷設されており、島国どうしに限られるという記述は誤りである。

③「国際通信の大部分は、大容量の海底光ファイバーケーブルによって担われている」
正しい。
正解。大陸間の通信の大部分は大容量の海底光ファイバーケーブルが担っており、通信衛星は補完的な役割にとどまる。

④「国際通信の大部分は通信衛星が担っており、海底ケーブルはほとんど使われていない」
誤り。
通信衛星は容量と遅延の面で光ファイバーに及ばず、国際通信の主役は海底ケーブルである。主従が逆の記述である。

覚えるポイント

  • 大陸間通信の大部分は海底光ファイバーケーブル
  • 通信衛星は放送・離島・災害時などの補完的役割
  • ケーブルの集中地はデータセンター立地にも有利

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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