TK6-014|地理総合・地理探究 対策問題
デジタルデバイド(情報格差)についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
情報通信技術を利用できる人とできない人の間に生じる格差で、先進国と発展途上国の間や、都市と農村の間などでみられる
この問題のポイント
デジタルデバイドの定義と、国家間・地域間・世代間という複数のスケールで生じる点を理解しているかを問う。
解説
デジタルデバイド(情報格差)とは、インターネットなどの情報通信技術(ICT)を利用できる人とできない人の間に生じる経済的・社会的格差をいう。
格差は複数のスケールで現れる。国家間では、通信インフラの整った先進国と整備の遅れた発展途上国の間でインターネット普及率に大きな差がある。国内でも、通信網の密な都市と採算のとりにくい山間部・農村の間、機器の操作に慣れた若い世代と高齢世代の間に格差が生じる。
情報にアクセスできないことは、教育・就職・行政サービス・災害情報の入手などで不利につながり、既存の経済格差をさらに広げるおそれがある。
途上国では、携帯電話の急速な普及が格差を縮める役割を果たしており、通信環境の整備は国際協力の重要な分野となっている。
ひっかけポイント
デジタルデバイドは「解消済みの問題」ではなく現在も続く課題。国家間だけでなく、国内の地域間・世代間にも生じる点を落とさない。
選択肢の確認
①「同一商品の価格が店舗によって異なることをいう」
❌ 誤り。
店舗ごとの価格差は市場の競争の話であり、デジタルデバイドの意味ではない。
②「情報通信技術を利用できる人とできない人の間に生じる格差で、先進国と発展途上国の間や、都市と農村の間などでみられる」
✅ 正しい。
正解。デジタルデバイドはICTを利用できる人とできない人の格差で、先進国と途上国の間、都市と農村の間、世代間などで生じる。
③「情報通信網の整備が世界中で完了したため、すでに解消された過去の問題である」
❌ 誤り。
途上国や山間部では通信環境の整備が今も遅れており、情報格差は解消済みの問題ではない。
④「気候の違いによって農業生産力に差が生じることをいう」
❌ 誤り。
気候と農業生産の関係は自然条件の話であり、情報通信技術の利用をめぐる格差とは別の概念である。
覚えるポイント
- デジタルデバイド=ICTを利用できるか否かによる格差
- 先進国と途上国、都市と農村、世代間などで生じる
- 情報格差は所得・教育など他の格差を拡大させうる
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。