TK6-021|地理総合・地理探究 対策問題
世界の国際観光の動向についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
国どうしの往来が容易なヨーロッパでは域内の国際観光が特に活発で、フランスは外国人観光客の受け入れ数が世界最大級である
この問題のポイント
国際観光の中心がヨーロッパ域内にあり、フランス・スペインなどが受け入れ上位国である事実を押さえているかを問う。
解説
国際観光客の流動を地域別にみると、ヨーロッパが最大である。多くの国が陸続きで近接し、EUのシェンゲン協定により多くの国の間で国境検査なしに移動できること、バカンスとよばれる長期休暇の習慣が定着していることが背景にある。
外国人観光客の受け入れ数では、フランスが長年世界最大級で、スペイン・イタリアなど地中海沿岸の国々や、アメリカ・中国などが上位に並ぶ。
近年は経済成長したアジアからの観光客が急増し、世界の観光の重心はアジア太平洋へ広がりつつある。観光支出の面では中国の旅行者が大きな存在感を持つ。
2020年の感染症の世界的流行で国際観光は一時激減したが、その後回復し、観光は多くの国で外貨獲得と雇用を支える基幹産業となっている。
ひっかけポイント
受け入れ数の上位はフランス・スペインなどで、日本ではない。ヨーロッパ域内の移動の容易さ(シェンゲン協定)と結び付けて覚える。
選択肢の確認
①「外国人観光客の受け入れ数は日本が長年世界一を維持している」
❌ 誤り。
外国人観光客の受け入れ数の世界上位はフランスやスペインなどであり、日本が世界一を維持しているという事実はない。
②「国際観光客の大部分は南極大陸を目的地としている」
❌ 誤り。
南極への観光はごく少数の限定的なもので、国際観光客の大部分の目的地ではない。
③「ヨーロッパでは国境を越える観光はほとんど行われていない」
❌ 誤り。
ヨーロッパはむしろ国境を越える観光が世界で最も盛んな地域であり、ほとんど行われないという記述は正反対である。
④「国どうしの往来が容易なヨーロッパでは域内の国際観光が特に活発で、フランスは外国人観光客の受け入れ数が世界最大級である」
✅ 正しい。
正解。シェンゲン協定による移動の自由やバカンスの習慣を背景にヨーロッパ域内の国際観光が最も活発で、フランスは受け入れ数世界最大級である。
覚えるポイント
- 国際観光はヨーロッパ域内の流動が最大
- 受け入れ数はフランスが世界最大級、スペインなどが続く
- アジアからの観光客が近年急増している
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。