KZ-R7H-07|地理総合・地理探究 対策問題
図は、①〜④(日本、スペイン、タイ、ドイツのいずれか)の国際観光収入と支出(2010年・2019年)を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
②は支出が収入を大きく上回っており、海外への旅行者を多く送り出すドイツと考えられる
この問題のポイント
国際観光収支の収入・支出のバランスから、観光客の受け入れ国か送り出し国かを判別する問題。
解説
国際観光収入は外国人旅行者が自国で使うお金、国際観光支出は自国民が海外で使うお金である。両者のバランスは、その国が観光の受け入れ超過か送り出し超過かを示す。
②は支出が2019年に900億ドル前後と収入を大きく上回る。所得水準が高く、長期休暇に地中海などへ出かける習慣が定着したドイツは、世界有数の観光支出国であり、この型に当てはまる。
①は収入が支出を大きく上回る受け入れ超過で、地中海性気候の温暖な気候と豊富な観光資源で世界最上位級の観光客を集めるスペインの型である。
④は2010年時点で収入が小さかったが、2019年には収入が支出を上回るまで急増している。2010年代に訪日外国人が急増した日本と判断できる。残る③は、観光業が重要な外貨獲得源であるタイで、収入超過を示す。
収入と支出のどちらが大きいか、そして2時点の変化の向きが判別の決め手になる。
ひっかけポイント
「観光大国」には受け入れ型(スペイン・タイ)と送り出し型(ドイツ)がある。収入・支出のバーの長さの比較を怠らないこと。
選択肢の確認
①「①は支出が収入を大きく上回る、観光客の送り出し中心の国である」
❌ 誤り。
誤答理由: ①は収入が支出を大きく上回る受け入れ超過の型(スペイン)であり、送り出し中心という読みは当てはまらない。
②「②は支出が収入を大きく上回っており、海外への旅行者を多く送り出すドイツと考えられる」
✅ 正しい。
正解。②は支出が900億ドル前後と収入を大きく上回っており、休暇に海外旅行へ出かける習慣が定着した観光支出大国ドイツの型である。
③「②は収入が支出を大きく上回っており、観光客の受け入れ超過の国である」
❌ 誤り。
誤答理由: ②の棒は支出側が収入側より明らかに長く、収入超過という読みは図と逆である。
④「④は2010年から2019年にかけて収入が大きく減少している」
❌ 誤り。
誤答理由: ④は2010年から2019年にかけて収入が大きく増加しており、訪日客の急増した日本にあたる。減少という読みは逆である。
覚えるポイント
- ドイツは世界有数の観光支出国(送り出し超過)
- スペイン・タイは観光収入超過の受け入れ国
- 日本は2010年代に収入が急増し収入超過へ転換
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。