TK6-020|地理総合・地理探究 対策問題
GNSS(全球測位衛星システム)についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
人工衛星からの電波を受信して地球上の位置を測定する仕組みで、カーナビゲーションやスマートフォンの位置情報に利用されている
この問題のポイント
GNSSの仕組み(衛星電波による測位)と、GISと組み合わせた利用の広がりを理解しているかを問う。
解説
GNSS(全球測位衛星システム)は、複数の人工衛星が発する電波を受信し、電波の到達時間の差から受信機の位置(緯度・経度・高度)を割り出す仕組みである。アメリカのGPSが代表で、日本の準天頂衛星みちびきなど各国のシステムがある。
利用はカーナビゲーションやスマートフォンの地図アプリにとどまらない。船舶・航空機の航法、トラクターの自動運転による精密農業、宅配車両の運行管理、登山者の位置把握など、位置情報は産業と生活の基盤となった。
測位で得た位置情報を、地図データと重ね合わせて分析するのが**GIS(地理情報システム)**であり、店舗の出店計画やハザードマップの作成に活用される。GNSSが「位置を測る」技術、GISが「位置情報を分析する」技術という役割分担を押さえたい。
ひっかけポイント
GNSS=衛星測位、GIS=地理情報の管理・分析という区別が頻出。ケーブルや気圧で位置を測るという記述は仕組みの誤りである。
選択肢の確認
①「人工衛星からの電波を受信して地球上の位置を測定する仕組みで、カーナビゲーションやスマートフォンの位置情報に利用されている」
✅ 正しい。
正解。GNSSは複数の人工衛星の電波から位置を割り出す仕組みで、GPSが代表例。カーナビや位置情報サービスの基盤である。
②「海底ケーブルを流れる信号を利用して船舶の位置を測定する仕組みである」
❌ 誤り。
位置の測定は人工衛星の電波によるもので、海底ケーブルは通信の伝送路であって測位の仕組みではない。
③「気圧の変化を測定して緯度と経度を求める仕組みである」
❌ 誤り。
気圧から求められるのはおおよその高度であり、緯度・経度の測位はできない。GNSSは衛星電波の到達時間差を利用する。
④「紙地図に用いる地図記号の国際規格のことである」
❌ 誤り。
GNSSは測位の仕組みであり、地図記号の国際規格のことではない。
覚えるポイント
- GNSSは衛星電波で位置を測定、GPSはその代表
- 精密農業・運行管理など産業利用が拡大
- GIS(分析)との役割の違いが問われる
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。