SG-A2-03地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

全球測位衛星システム(GNSS)の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

複数の人工衛星からの電波を受信して地球上の現在位置を測定する仕組みで、アメリカのGPSがその代表例である

この問題のポイント

GNSSの仕組みを問う。「人工衛星の電波で位置を測定」という定義と、GPSがアメリカのGNSSの名称であるという関係がわかれば解ける。

解説

GNSS(全球測位衛星システム)は、複数の人工衛星が発信する電波を受信機で受け取り、電波の到達時間の差から地球上の現在位置(緯度・経度・高度)を割り出す仕組みである。
最も有名なのは
アメリカのGPS
であり、GPSはGNSSの一種にあたる。ほかにロシア、EU、中国もそれぞれ独自のシステムを運用しており、日本は日本付近の測位精度を高める準天頂衛星みちびきを運用している。
GNSSの位置情報は、カーナビゲーション、スマートフォンの地図アプリ、船舶・航空機の運航、農業機械の自動走行、登山者の位置確認など、幅広く利用されている。また、測量への利用により地殻変動の観測も可能となり、防災研究にも役立っている。
GNSSで取得した位置情報をGIS上で重ね合わせて分析する、というように両者は組み合わせて活用される。「測るのがGNSS、分析するのがGIS」という役割分担を明確にしておきたい。

ひっかけポイント
レイヤーの重ね合わせ・分析はGISの説明。人工衛星から地表を撮影して情報を得るのはリモートセンシング(遠隔探査)であり、位置の測定とは目的が異なる。

選択肢の確認

①「人工衛星や航空機から地表を撮影・観測して、離れた場所の情報を得る技術である」
誤り。
誤答理由: 衛星や航空機から地表を撮影・観測して情報を得るのはリモートセンシングであり、位置の測定を目的とするGNSSとは異なる。

②「日本は測位衛星を保有していないため、日本国内では衛星測位を利用できない」
誤り。
誤答理由: 日本は準天頂衛星みちびきを運用しており、日本付近の測位精度を高めている。衛星測位が使えないという説明は誤り。

③「複数の人工衛星からの電波を受信して地球上の現在位置を測定する仕組みで、アメリカのGPSがその代表例である」
正しい。
正解。GNSSは複数の測位衛星の電波から現在位置を割り出す仕組みで、アメリカのGPSはその代表例である。カーナビや地図アプリの位置情報に使われている。

④「様々な地理情報をレイヤーとして重ね合わせ、地図上で分析する仕組みである」
誤り。
誤答理由: レイヤーの重ね合わせによる分析はGIS(地理情報システム)の説明であり、衛星測位の仕組みとは別物である。

覚えるポイント

  • GNSS=人工衛星の電波で現在位置を測定する仕組み
  • GPSはアメリカのGNSS。日本は準天頂衛星みちびきを運用
  • GNSSで測位、GISで分析という組合せで活用される

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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