SG8-016|地理総合・地理探究 対策問題
地理情報システム(GIS)の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
位置情報を持つ様々なデータをコンピュータ上で重ね合わせ、分析・表示する仕組みである
この問題のポイント
GISの定義を問う。GNSS(位置の測定)やリモートセンシング(観測)との区別ができるかが判断の軸。
解説
GIS(地理情報システム)は、位置や範囲の情報(空間情報)を持つデータをコンピュータで管理し、重ね合わせて分析・表示する仕組みである。
地形・道路・人口・店舗・災害リスクなど、種類ごとのデータをレイヤー(層)として持ち、目的に応じて組み合わせることで、紙の地図ではできない分析が可能になる。例えば人口分布と避難所のレイヤーを重ねれば、避難所が不足する地域を特定できる。行政の都市計画や防災、企業の出店計画、カーナビゲーションなど幅広く利用されている。
混同しやすい用語との区別が重要である。GNSS(全球測位衛星システム)は人工衛星の電波で現在位置を測定する仕組みで、アメリカのGPSはその代表である。リモートセンシングは人工衛星などから地表を遠隔観測する技術である。GNSSやリモートセンシングで得たデータをGISで分析する、という関係で整理するとよい。
ひっかけポイント
GIS=分析の仕組み、GNSS=位置測定、リモートセンシング=遠隔観測。3つの技術の説明の入れ替えが最頻出パターン。
選択肢の確認
①「人工衛星から地表を撮影して環境の変化を観測する技術である」
❌ 誤り。
誤答理由: 人工衛星から地表を撮影・観測するのはリモートセンシングの説明である。
②「紙の地図を大量に印刷して保管するための施設である」
❌ 誤り。
誤答理由: GISは紙地図の保管施設ではなく、デジタルの地理情報を扱う情報システムである。
③「位置情報を持つ様々なデータをコンピュータ上で重ね合わせ、分析・表示する仕組みである」
✅ 正しい。
正解。GISは位置情報を持つデータをレイヤーとして重ね合わせ、コンピュータ上で分析・表示する仕組みである。
④「人工衛星からの電波を受信して地上の現在位置を測定する仕組みである」
❌ 誤り。
誤答理由: 衛星の電波で現在位置を測定するのはGNSS(GPSなど)の説明である。
覚えるポイント
- GISはレイヤーの重ね合わせで空間データを分析
- GNSS(GPSなど)は衛星による位置測定
- 防災・都市計画・出店計画など幅広く活用
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。