SG8-015|地理総合・地理探究 対策問題
地震の揺れと地盤の関係についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
沖積低地の軟弱な地盤では揺れが増幅されやすく、同じ地震でも台地より被害が大きくなりやすい
この問題のポイント
地盤と震度の関係を問う。軟弱地盤=揺れの増幅という関係と、マグニチュード(規模)と震度(揺れの強さ)の区別が判断軸。
解説
地震の被害は、震源からの距離だけでなく地盤の性質に大きく左右される。
川が運んだ土砂が新しく堆積した沖積低地の地盤は軟弱で、地震波が伝わると揺れが増幅される。プリンの上と机の上を揺らす違いにたとえられ、同じ地震でも軟弱地盤の低地では固い台地より震度が1程度大きくなることがある。1923年の関東大震災でも、下町の低地で被害が集中した。
このため、各自治体は地盤の揺れやすさを示す地図(揺れやすさマップ)を公表しており、地形分類図から液状化や揺れの増幅のリスクを読み取ることができる。
なお、マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギー)を表す1つの値であり、場所ごとの揺れの強さは震度で表す。1つの地震でマグニチュードは1つ、震度は場所ごとに異なる、という関係を正確に押さえたい。
ひっかけポイント
「軟らかい地盤は揺れを吸収する」は直観に訴える誤り。実際は逆に増幅する。マグニチュードと震度の定義の入れ替えも定番。
選択肢の確認
①「地震の揺れの強さは、地盤の性質に関係なくどこでも同じである」
❌ 誤り。
誤答理由: 揺れの強さは地盤の性質に大きく左右され、軟弱地盤ほど揺れが大きくなる。
②「軟弱な地盤は揺れを吸収するため、固い地盤より揺れが小さくなる」
❌ 誤り。
誤答理由: 軟弱地盤は揺れを吸収せず増幅する。直観に反するが、プリンの上ほどよく揺れる関係である。
③「マグニチュードは場所ごとの揺れの強さを表す指標である」
❌ 誤り。
誤答理由: マグニチュードは地震そのものの規模を表す1つの値。場所ごとの揺れの強さは震度で表す。
④「沖積低地の軟弱な地盤では揺れが増幅されやすく、同じ地震でも台地より被害が大きくなりやすい」
✅ 正しい。
正解。沖積低地の軟弱地盤は地震波を増幅するため、同じ地震でも台地より震度が大きくなり被害が拡大しやすい。
覚えるポイント
- 軟弱な沖積低地は揺れが増幅され被害が大きくなりやすい
- マグニチュード=地震の規模、震度=場所ごとの揺れ
- 地形分類図・揺れやすさマップでリスクを確認
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。