SG3-005|地理総合・地理探究 対策問題
沿岸部で強い地震の揺れを感じたときの津波からの避難行動として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
津波警報の発表を待たずに、ただちにより高い場所や津波避難ビルへ避難する
この問題のポイント
津波避難の原則を問う。「遠くよりも高くへ、警報を待たず率先避難」という東日本大震災の教訓が判断の軸になる。
解説
津波は地震発生から数分で到達することがあり、警報の発表や行政の指示を待たずに避難を始めることが鉄則である。
避難の原則は次のとおりである。
- 水平方向に遠くへ逃げるより、高台や津波避難タワー・津波避難ビルなど「より高い場所」を目指す
- 徒歩避難が原則。自動車は渋滞に巻き込まれ逃げ遅れる危険がある
- 津波は繰り返し襲来するため、警報が解除されるまで絶対に戻らない
東日本大震災では、率先して避難する姿が周囲の避難を促した事例が知られ、「津波てんでんこ」(各自がてんでばらばらにでも即座に逃げよ)という三陸地方の言い伝えが再評価された。
日頃からハザードマップで浸水想定区域と避難場所・避難経路を確認しておくことが、いざというときの行動を左右する。
ひっかけポイント
「海の様子を見に行く」「車で遠くへ」「第1波の後に戻る」はいずれも過去の災害で犠牲を生んだ行動。高さを稼ぐ・即時避難・戻らないの3原則で判断する。
選択肢の確認
①「第1波をやり過ごせば安全なので、第1波の後すぐに自宅へ戻る」
❌ 誤り。
誤答理由: 津波は繰り返し襲来し第2波以降が高いこともあるため、警報解除まで戻ってはならない。
②「津波警報の発表を待たずに、ただちにより高い場所や津波避難ビルへ避難する」
✅ 正しい。
正解。津波は数分で到達することがあるため、警報を待たずただちに高台や津波避難ビルを目指すのが鉄則である。津波てんでんこの教訓も即時避難を説く。
③「警報が出てから避難すればよいので、まず海岸へ行って海面の様子を確認する」
❌ 誤り。
誤答理由: 海岸へ様子を見に行くのは過去の津波災害で多くの犠牲を生んだ最も危険な行動である。
④「自動車が最も速いので、必ず車で遠くの内陸を目指して避難する」
❌ 誤り。
誤答理由: 車避難は渋滞で逃げ遅れる危険が高く、原則は徒歩で高い場所を目指す。遠さより高さが優先である。
覚えるポイント
- 警報を待たずただちに避難を開始する
- 遠くよりも高い場所へ、原則徒歩で避難する
- 警報解除まで戻らない。津波てんでんこの教訓
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。