SG3-006地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

地震の際に起こる液状化現象についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

地下水を多く含む砂地盤が揺れで液体状になる現象で、埋立地や旧河道で起こりやすい

この問題のポイント

液状化の仕組みと起こりやすい土地の条件を問う。「ゆるい砂+高い地下水位+強い揺れ」という3条件で判断する。

解説

液状化現象とは、地下水を多く含んだゆるい砂の地盤が地震の強い揺れを受け、砂の粒子のかみ合わせが外れて地盤全体が液体のように振る舞う現象である。
液状化が起こると、建物が傾いたり沈んだりし、比重の軽いマンホールや埋設管が浮き上がり、地中の砂が水とともに噴き出す噴砂がみられる。
起こりやすいのは次のような土地である。

  • 埋立地・干拓地などの人工的に造成された低地
  • 旧河道(かつて川が流れていた跡)や自然堤防の間の後背湿地
  • 海岸沿いの砂州・砂丘の縁辺部
    1964年の新潟地震で広く知られるようになり、東日本大震災では東京湾岸の埋立地で大規模な液状化が発生した。**土地の成り立ち(旧版地形図や土地条件図)**を調べることが液状化リスクの把握につながる。

ひっかけポイント
液状化は「軟らかい低地の現象」であり、硬い岩盤の山地では起こらない。新しい住宅地でも、元が水田や河道なら危険性が高い点が問われる。

選択肢の確認

①「地下水を多く含む砂地盤が揺れで液体状になる現象で、埋立地や旧河道で起こりやすい」
正しい。
正解。液状化は地下水位の高いゆるい砂地盤が強い揺れで液体状になる現象で、埋立地・旧河道・後背湿地など人工地盤や軟弱な低地で起こりやすい。

②「硬い岩盤ほど起こりやすく、山地の尾根で最も被害が大きい」
誤り。
誤答理由: 硬い岩盤や山地の尾根は液状化と無縁である。液状化は水を含んだ軟らかい砂地盤の現象である。

③「火山の噴火で溶岩が地表を流れる現象のことである」
誤り。
誤答理由: 溶岩の流下は火山災害の溶岩流であり、地震による地盤の液状化とは全く別の現象である。

④「地盤が液体状になることで建物の揺れが吸収され、被害はむしろ小さくなる」
誤り。
誤答理由: 液状化すると地盤の支持力が失われ、建物の傾斜・沈下やマンホールの浮上など被害はむしろ深刻になる。

覚えるポイント

  • 地下水位の高いゆるい砂地盤が揺れで液体状になる
  • 埋立地・旧河道・後背湿地で起こりやすい
  • 建物の傾斜・マンホールの浮上・噴砂が典型的被害

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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