SG8-003地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

地震の際に発生する液状化現象の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

埋立地や旧河道など地下水位の高い砂質の地盤が、揺れによって液体のようになる現象である

この問題のポイント

液状化の仕組みと起きやすい場所を問う。「水を多く含む砂地盤+強い揺れ」という条件と、埋立地・旧河道という地形の対応が判断軸。

解説

液状化現象とは、地震の強い揺れによって、水を多く含んだ砂の地盤が支える力を失い、液体のようにふるまう現象である。砂の粒子のかみ合わせが揺れではずれ、粒子が地下水に浮いた状態になることで起こる。
発生しやすいのは、地下水位が高く緩い砂質の地盤である。具体的には、海岸の埋立地や干拓地、かつて川が流れていた旧河道、三角州や氾濫原などの低地が代表例で、1964年の新潟地震や2011年の東日本大震災では東京湾岸・利根川下流域などで大きな被害が出た。
液状化が起こると、建物が傾いたり沈んだりするほか、地中のマンホールや埋設管が浮き上がり、噴砂(地中の砂が水とともに噴き出す現象)がみられる。
古い地形を新旧の地形図で確認することが、液状化リスクを知る有効な手がかりになる。

ひっかけポイント
液状化は軟弱な低地の現象で、固い台地では起きにくい。溶岩流や斜面崩壊など、別の災害の説明とすり替える選択肢に注意。

選択肢の確認

①「火山の噴火にともなって溶岩が地表を流れ下る現象である」
誤り。
誤答理由: 溶岩が流れ下るのは溶岩流で火山災害。液状化は地震による地盤の現象である。

②「豪雨によって山の斜面が一気に崩れ落ちる現象である」
誤り。
誤答理由: 豪雨による斜面の崩壊は崖崩れ・土砂災害の説明で、地震による液状化とは別の災害である。

③「埋立地や旧河道など地下水位の高い砂質の地盤が、揺れによって液体のようになる現象である」
正しい。
正解。液状化は地下水位の高い緩い砂地盤が強い揺れで液体状になる現象で、埋立地・旧河道・三角州などで起きやすい。

④「台地の固く締まった地盤で特に発生しやすい現象である」
誤り。
誤答理由: 台地の締まった地盤では液状化は起きにくい。起きやすいのは軟弱な低地の砂地盤である。

覚えるポイント

  • 液状化=地下水位の高い砂地盤が揺れで液体状になる
  • 埋立地・旧河道・三角州など低地で発生しやすい
  • 建物の傾き・マンホールの浮上・噴砂が典型的被害

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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