TK9-075地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

地震の際の液状化現象が起こりやすい場所を、土地の成り立ちから考察した記述として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

埋立地や旧河道など、水を多く含む緩い砂の地盤で起こりやすい

この問題のポイント

液状化の発生条件を土地の履歴と結び付けて考察できるかを問う。地形図・土地条件図の読図と防災を接続する頻出テーマである。

解説

液状化現象は、地震の強い揺れによって、水で飽和した緩い砂の地盤が液体のように振る舞う現象である。砂粒のかみ合わせが揺れで外れ、粒の間の水圧が高まることで、地盤が支える力を失う。その結果、建物の傾斜、マンホールの浮き上がり、噴砂などが生じる。
発生しやすいのは、**「緩い砂+浅い地下水」**という条件がそろう場所である。

  • 埋立地・干拓地:人工的に土砂を入れた緩い地盤
  • 旧河道・旧池沼:かつて水域だった場所を埋めた土地
  • 自然堤防の縁や砂丘の裾、三角州などの若い堆積低地
    東日本大震災では東京湾岸の埋立地や利根川沿いの旧河道で大規模な液状化が発生し、土地の履歴の重要性が広く認識された。
    考察問題では、新旧地形図や治水地形分類図から「ここは昔何だったか」を読み取り、液状化リスクの高い場所を選ばせる形式が定番である。山地の岩盤は条件が正反対で、液状化はまず起こらない。

ひっかけポイント
「新しく造成されたきれいな土地=安全」という感覚を突く。埋立地こそ典型的な液状化リスク地帯である。

選択肢の確認

①「岩盤がむき出しの山地の尾根で最も起こりやすい」
誤り。
誤答理由: 山地の尾根の岩盤は固結しており地下水位も深いため、液状化の条件(緩い砂と水)を満たさず、最も起こりにくい場所である。

②「地下水位が深く乾燥した砂漠で最も起こりやすい」
誤り。
誤答理由: 液状化には地下水で飽和した砂が必要であり、地下水位の深い乾燥地では条件を満たさない。

③「土地の成り立ちと液状化の起こりやすさには関係がない」
誤り。
誤答理由: 液状化の起こりやすさは埋立地・旧河道などの土地の成り立ちと密接に対応しており、無関係という記述は誤りである。

④「埋立地や旧河道など、水を多く含む緩い砂の地盤で起こりやすい」
正しい。
正解。液状化は水で飽和した緩い砂の地盤で起こるため、人工的に土砂を入れた埋立地や、かつて水域だった旧河道・旧池沼で発生しやすい。

覚えるポイント

  • 液状化は水を含んだ緩い砂地盤で発生
  • 埋立地・旧河道・旧池沼が高リスク
  • 土地の履歴は新旧地図・土地条件図で確認できる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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