SG3-003地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

内陸で発生する活断層による地震(直下型地震)の特徴として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

海溝型地震より規模は小さいことが多いが、震源が浅く都市の直下で起こると局地的に激しい被害をもたらす

この問題のポイント

直下型地震の特徴を海溝型地震と対比して問う。「規模は小さめでも浅くて近いから被害が大きい」という論理がカギ。

解説

活断層とは、最近の地質時代に繰り返し活動し、今後も動く可能性のある断層である。内陸の活断層がずれて起こる地震を直下型(内陸型)地震と呼ぶ。
特徴は次のとおりである。

  • 規模はマグニチュード7前後と海溝型より小さいことが多いが、震源が浅く人の生活圏の直下で起こるため、局地的に激しい揺れとなる
  • 同じ断層の活動間隔は千年〜数万年と長く、いつ動くかの予測は難しい
  • 内陸で起こるため津波は基本的に伴わない
    1995年の**兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)**は都市直下で発生し、建物の倒壊や火災で大きな被害が出た。2016年の熊本地震も活断層による地震である。日本の内陸には約2000の活断層が確認されており、どの地域でも無縁ではない。

ひっかけポイント
「直下型は津波を起こす」「海溝型のように周期的に繰り返す」が典型的な誤り。活動間隔が非常に長く予測困難な点が海溝型との違いである。

選択肢の確認

①「震源が深い海底にあるため、必ず大規模な津波を引き起こす」
誤り。
誤答理由: 直下型地震の震源は内陸の浅い場所にあり、津波は基本的に伴わない。深い海底・津波という記述は海溝型の特徴の混入である。

②「同じ断層では数年おきに必ず発生するため、発生時期の予測が容易である」
誤り。
誤答理由: 活断層の活動間隔は千年〜数万年と非常に長く、数年おきの周期で予測できるものではない。

③「揺れは震源の真上では弱く、遠く離れた地域ほど強くなる」
誤り。
誤答理由: 揺れは一般に震源に近いほど強い。直下型ではまさに震源直上の都市が最も激しく揺れる。

④「海溝型地震より規模は小さいことが多いが、震源が浅く都市の直下で起こると局地的に激しい被害をもたらす」
正しい。
正解。直下型地震は規模がマグニチュード7前後でも震源が浅く生活圏の直下で起こるため、阪神・淡路大震災のように局地的に激甚な被害をもたらす。

覚えるポイント

  • 活断層のずれによる内陸の浅い地震で局地的被害が大きい
  • 活動間隔は千年以上と長く予測が難しい
  • 阪神・淡路大震災(1995年)や熊本地震(2016年)が代表例

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

SG3-002SG3-004