SG3-001|地理総合・地理探究 対策問題
日本列島で地震や火山活動が活発な理由として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
4枚のプレートが接する変動帯に位置し、プレートの沈み込みに伴うひずみの蓄積やマグマの生成が起こるため
この問題のポイント
日本の自然環境の特色をプレートテクトニクスから説明できるかを問う。「変動帯」という位置づけが判断の軸になる。
解説
日本列島は、北アメリカプレート・ユーラシアプレートという2枚の大陸プレートと、太平洋プレート・フィリピン海プレートという2枚の海洋プレートの、計4枚のプレートが接する変動帯に位置する。
海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込むとき、境界にひずみが蓄積して地震が発生する。また沈み込んだプレートから供給される水の働きで地下にマグマが生じ、海溝とほぼ平行に火山が帯状に分布する。
このため日本は世界の活火山の約1割が集中し、地震の多発地帯となっている。変動帯の島国であることは、山がちで平野が狭いという地形の特色や、地熱・温泉などの恵みにもつながっている。
ひっかけポイント
安定陸塊は地震・火山がほとんどない地域で日本とは正反対。ホットスポットはハワイのようにプレート境界から離れた火山の説明であり、日本の火山の主因ではない。
選択肢の確認
①「プレートの境界から遠いホットスポットの真上に位置しているため」
❌ 誤り。
誤答理由: ホットスポットはハワイのようにプレート境界から離れた地点の火山活動を説明する考え方で、プレート境界に位置する日本の主因ではない。
②「4枚のプレートが接する変動帯に位置し、プレートの沈み込みに伴うひずみの蓄積やマグマの生成が起こるため」
✅ 正しい。
正解。日本列島は北アメリカ・ユーラシア・太平洋・フィリピン海の4枚のプレートが接する変動帯にあり、沈み込みによるひずみの蓄積が地震を、供給された水によるマグマ生成が火山活動を引き起こす。
③「安定陸塊の中央に位置し、長期間の侵食で地盤がもろくなっているため」
❌ 誤り。
誤答理由: 安定陸塊は先カンブリア時代の地盤が広がる地震・火山のほとんどない地域で、変動帯の日本とは正反対の説明である。
④「偏西風が一年中強く吹き付け、地殻に大きな力が加わるため」
❌ 誤り。
誤答理由: 偏西風は大気の流れであり、地殻の変動や火山活動の原因にはならない。気候と地体構造を混同している。
覚えるポイント
- 日本は4枚のプレートが接する変動帯に位置する
- 海洋プレートの沈み込みが地震とマグマ生成の原因
- 火山は海溝とほぼ平行に帯状に分布する
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。