SG3-008地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

火山がもたらす恵みについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

温泉や地熱発電に利用され、美しい火山景観は観光資源にもなっている

この問題のポイント

火山は災害だけでなく恵みももたらすという両面の理解を問う。温泉・地熱・観光・湧水のセットで覚える。

解説

火山は災害の源であると同時に、多くの恵みをもたらしてきた。

  • 温泉: 火山地帯にはマグマの熱で温められた温泉が湧き、別府や草津など多くの温泉地が観光を支える
  • 地熱発電: 地下の熱水や蒸気を利用する再生可能エネルギーで、火山の多い日本は世界有数の資源量を持つ。八丁原(大分県)などで発電が行われる
  • 観光資源: 富士山や阿蘇のカルデラなど、火山がつくる雄大な景観は観光の核となり、ジオパークとして地形・地質を生かした地域づくりも進む
  • 湧水と土壌: 火山山麓には豊富な湧水がみられ、水はけのよい火山灰土壌は畑作(高原野菜・茶など)に利用される
    このように、火山と共に生きる地域では、リスクへの備えと恵みの活用を両立させることが持続可能な地域づくりの課題となる。

ひっかけポイント
火山灰土壌(シラス台地など)は水はけがよく水田には不向きで、畑作・畜産に利用される点の逆転に注意。地熱発電は火山国ほど盛んである。

選択肢の確認

①「地熱発電は火山の少ない国ほど盛んである」
誤り。
誤答理由: 地熱発電は地下の熱水・蒸気を使うため火山の多い国ほど盛んで、アイスランドや日本が代表例である。

②「火山灰が積もった台地は水持ちがよく、日本有数の水田地帯になっている」
誤り。
誤答理由: 火山灰台地は水はけがよく水持ちが悪いため水田に不向きで、シラス台地では畑作・畜産が中心となっている。

③「温泉や地熱発電に利用され、美しい火山景観は観光資源にもなっている」
正しい。
正解。火山地帯には温泉が湧き、地熱発電の適地となり、カルデラなどの景観は観光資源やジオパークとして活用される。災害と恵みの両面理解が重要である。

④「火山の周辺では地下水が得られないため、農業には全く利用できない」
誤り。
誤答理由: 火山山麓はむしろ豊富な湧水に恵まれることが多く、水はけのよい土壌は高原野菜や茶の栽培に利用されている。

覚えるポイント

  • 火山の恵みは温泉・地熱発電・観光・湧水
  • 日本は地熱資源量が世界有数
  • 火山灰台地は水はけがよく畑作向き(水田には不向き)

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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