TK9-072地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

国土地理院がインターネットで公開している「地理院地図」でできることの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

標高の表示や断面図の作成、空中写真や過去の地図との重ね合わせなど、防災や地域調査に役立つ機能が利用できる

この問題のポイント

ウェブ地図(地理院地図)の機能とGISとしての性格を問う。紙の地形図との違いを理解しているかが軸である。

解説

地理院地図は、国土地理院がインターネットで無償公開しているウェブ地図で、誰でも利用できる。紙の地形図と異なり、**GIS(地理情報システム)**としての多様な機能をもつ。
主な機能は次のとおりである。

  • 任意の地点の標高の表示、2地点間の断面図の作成、距離・面積の計測
  • 空中写真(現在・過去)や旧版の地図との切り替え・比較による土地の履歴の確認
  • 陰影起伏図や治水地形分類図などさまざまな主題図の重ね合わせ
  • 自分で作図した情報を保存・共有する機能
    これらは地域調査や防災学習にそのまま活用でき、共通テストでも「地理院地図でどの機能を使えばこの課題を調べられるか」という手順選択型の問題が出る。例えば、宅地の液状化リスクを調べるなら過去の空中写真や土地条件図と重ねる、避難所までの高低差を知るなら断面図機能を使う、といった対応である。

ひっかけポイント
「ウェブ地図は閲覧専用」という古いイメージを突く。計測・重ね合わせ・断面図などの分析機能こそが地理院地図の本領である。

選択肢の確認

①「有料契約をした企業だけが利用でき、個人や学校では利用できない」
誤り。
誤答理由: 地理院地図は国土地理院が無償で公開しており、個人や学校でも自由に利用できる。

②「外国の地形図を閲覧するための地図であり、日本国内の情報は含まれない」
誤り。
誤答理由: 地理院地図は日本の国土の地理情報を提供するサービスであり、日本国内の情報を含まないという記述は正反対である。

③「標高の表示や断面図の作成、空中写真や過去の地図との重ね合わせなど、防災や地域調査に役立つ機能が利用できる」
正しい。
正解。地理院地図は標高表示・断面図作成・距離や面積の計測・空中写真や旧版地図との比較など、防災や地域調査に使える多機能なウェブ地図である。

④「紙の地形図の画像を表示するだけで、拡大縮小や計測などの操作は一切できない」
誤り。
誤答理由: 地理院地図は画像の閲覧にとどまらず、計測・重ね合わせ・作図などGISとしての操作ができる点が紙の地図との違いである。

覚えるポイント

  • 地理院地図は無償のウェブ地図でGIS機能をもつ
  • 断面図・計測・新旧比較・重ね合わせができる
  • 地域調査・防災学習の基本ツール

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK9-071TK9-073