SG8-023|地理総合・地理探究 対策問題
GNSSについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
人工衛星からの電波を受信して地上の位置を測定する仕組みの総称で、アメリカのGPSはその一つである
この問題のポイント
GNSSとGPSの関係を問う。GNSSが総称で、GPSはアメリカのシステムという包含関係の理解が判断の軸。
解説
GNSS(全球測位衛星システム)は、複数の人工衛星からの電波を受信し、電波の到達時間の差から地上の現在位置を割り出す仕組みの総称である。
最も有名なのがアメリカのGPSで、GNSSの代表例である。ほかにヨーロッパ、ロシア、中国もそれぞれ測位システムを運用し、日本は準天頂衛星システム(みちびき)を運用して、日本付近での測位を補強・高精度化している。GPSは固有名詞、GNSSは総称という関係を押さえたい。
GNSSはスマートフォンの地図アプリ、カーナビゲーション、船舶・航空機の航法、地殻変動の観測、農業機械の自動走行など幅広く使われている。位置情報つきのデータをGISに取り込んで分析する、という形で両者は連携する。
なお、衛星の電波は屋内・地下・高層ビル街では受信しにくく、測位に誤差が生じることがある。技術の限界も併せて理解しておきたい。
ひっかけポイント
GPSを総称、GNSSを個別名と逆にする選択肢が定番。GISとの混同(測位か分析か)にも注意が必要である。
選択肢の確認
①「人工衛星からの電波を受信して地上の位置を測定する仕組みの総称で、アメリカのGPSはその一つである」
✅ 正しい。
正解。GNSSは衛星測位システムの総称で、アメリカのGPSはその代表例。日本のみちびきなど各国のシステムがある。
②「コンピュータ上で地図データを重ね合わせて分析する仕組みである」
❌ 誤り。
誤答理由: 地図データを重ねて分析するのはGISの説明で、GNSSは位置の測定の仕組みである。
③「GPSとは、日本が運用する測位衛星システムの名称である」
❌ 誤り。
誤答理由: GPSはアメリカのシステム。日本が運用するのは準天頂衛星システム(みちびき)である。
④「GNSSの電波は屋内や地下でも常に正確に受信できる」
❌ 誤り。
誤答理由: 衛星の電波は屋内や地下では受信しにくく、常に正確に測位できるわけではない。
覚えるポイント
- GNSS=衛星測位の総称、GPS=アメリカのシステム
- 日本は準天頂衛星みちびきで測位を補強
- 屋内や地下では受信しにくいという限界もある
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。