SG8-024地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

リモートセンシング(遠隔探査)の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

人工衛星や航空機から地表を観測し、植生や災害の状況などを広域的に把握する技術である

この問題のポイント

リモートセンシングの定義を問う。「離れた場所から広域を観測する」という特徴と、GNSS・現地調査との区別が判断軸。

解説

リモートセンシング(遠隔探査)は、人工衛星・航空機・ドローンなどに搭載したセンサーで、対象に触れずに地表の状態を観測する技術である。
可視光だけでなく赤外線などの電磁波も利用するため、人の目には見えない情報が得られる。植生の分布や活力、海面水温、都市のヒートアイランド、森林破壊や砂漠化の進行、火山活動などを
広域的・継続的
に把握できるのが強みである。
防災分野では、豪雨災害時の浸水範囲や土砂崩れの箇所を衛星画像で素早く把握し、被災状況の確認や救助活動に役立てている。雲を透過して観測できるレーダー衛星も活躍する。
得られた画像データはGISに取り込まれ、他のデータと重ね合わせて分析される。GNSS(位置測定)・GIS(分析)・リモートセンシング(観測)は、地理情報技術の三本柱としてセットで問われるため、それぞれの役割を明確に区別しておきたい。

ひっかけポイント
現地での聞き取りはフィールドワークの手法で、遠隔探査の対義的存在。GNSSの説明とのすり替えも定番である。

選択肢の確認

①「調査員が現地を歩いて聞き取り調査を行う手法である」
誤り。
誤答理由: 現地を歩いて聞き取りをするのはフィールドワーク(野外調査)で、遠隔からの観測とは対照的な手法。

②「衛星の電波で受信機の現在位置を測定する仕組みである」
誤り。
誤答理由: 衛星の電波で現在位置を測定するのはGNSSの説明である。

③「紙の地形図を手作業で着色して読み取る技術である」
誤り。
誤答理由: 紙の地形図の着色作業はリモートセンシングとは無関係で、遠隔観測技術の説明になっていない。

④「人工衛星や航空機から地表を観測し、植生や災害の状況などを広域的に把握する技術である」
正しい。
正解。リモートセンシングは人工衛星や航空機から地表を遠隔観測する技術で、植生や災害状況の広域把握に使われる。

覚えるポイント

  • リモートセンシング=衛星などからの遠隔観測
  • 植生・海水温・災害状況などを広域的に把握
  • 観測データはGISで分析、GNSSとの区別が頻出

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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